脳活日誌512号
次元が違う選択肢。
国民投票でイギリスはEU離脱を決めた。浮動票が流れをきめたようだ。迷っていた人が雰囲気に流されたといえる。日本も選挙で流れが変わるかもしれないが、後日になって、つまり結果を見て、イギリス人のような心境にならなければいいがと思う。雰囲気に流される。これは民主主義の動揺でもある。
選択というものほど、揺れやすいものはない。瞬間的なものだから、後日になって後悔することになる。なんでもそうだ。生活は選択である。生まれてくる時に親を選べないというが、受精そのものが運命の条件になっている。与えられた選択肢と自意識が決定する選択肢との割合が、どのような比率になっているのかも問題である。
だから、今、投票する権利のある人と権利を行使できない人との関係に似ていないか。明らかに、後世の人に自分の選択を押し付けることにもなる。曖昧な意識で、不確かな条件で選択しろと言っても、はっきり言って無理がある。投票が価値あるものに思えたという意識は一度も経験したことがない。大きな川に小石を投げるようなものである。それほどまでに曖昧模糊としているのが政治であるのだが、政権与党は法律を制定する権力を手にするわけだから、これほど都合のよいものはない。
法はクモの巣みたいなものだ。網の中心に蜘蛛がいて、虫がひっかかかれば餌にしていく。餌がかかり易いように法という網を張っていくのである。網にかかるのは虫ではなく善良な市民にならないようにしたい。網にかかれば、飛ぶ自由がなくなる。
アメショ
2016/07/08 16:05:14
いわゆる、お役所仕事に、人気、知名度は、いるのか?。