夏にかさむ経費。

　夏は衣料費を使わない。使っても冬物ほど値が高くない。その代わり夏はクーラーが必須なので電気代と水道代が高くつく。ちょっと買い物に出掛けただけでも、汗だくになり、着ていたものを脱いでシャワーとなる。洗濯用の水代も増える。こんな細かいことを言っているようでは嫌われてしまう。

　熱中症にならないためにも、水分を余計に摂取しなければならない。炭酸水やジュース、酒好きであれば、ビール代が跳ね上がる。それに夏は飲み物に黒酢などを入れる。その他、スイカやメロンなどフルーツ類も夏場は高値の物になって来る。これらを総合的に考えれば、冬よりも夏場の方が割高にならないだろうか。いや、冬場はコートや下着類に比重を置くから、こちらの方の値段が張るかもしれない。細かく考えると、冬か夏か、軍配をどちらに上げるか、難しい。

　地震は冬場に多くないだろうか。夏は台風や竜巻もあるから、被害の点ではどちらも来てほしくない。一年を通して考えるならば、やっぱり、春と秋がいいことになる。旅行もそうだ。冬の温泉旅行もいいが、着替えなど冬場は持っていく荷物が多くなって困る。夏の旅行は海水浴ならいいが、カンカン照りは困る。ただし、高原の涼しい処に避暑に行くのであれば、夏場の旅行も悪くはないが、涼しい場所へ行くまでの途中の道中が暑くて困る。

　秋はどうしても台風のことがあるので往復飛行機であれば、万が一の対策が必要である。台風の進路に当たれば、帰ってこれなくなる。そうすると旅行は春か。