これはまた、、
「赤目姫の潮解」 森博嗣 講談社文庫
百年シリーズ最終作。
前2作の続きを想定していたのに
ミチルもロイディも、中々出て来ない。
(てか結局登場しない)
最初に引っ掛かったのは
「私はそれ(階段)を十段ほど飛ばしてしまうことがある」p.25
だった。
その後の展開は不自然な接続を繰り返し、
話者は錯綜していく。
百年とは、真賀田四季が予定し
瀬在丸紅子が予想した区切りである。
本作最終章のタイトルも
『フォーハンドレッドシーズンズ』
だしね。
前2作が四季によるシミュレイションを
現したものである以上、本作もそうなのだ
と判断しなければならないだろう。
ならば、これはウオーカロンのための
思考実験なのかも知れない?
彼の天才ならば、このくらいは
脳内でしてのける可能性もある^^;
ミチルが登場しないのは
出版社が違う所為かもだが^^;