ごま塩ニシン

脳活日誌552号

日記

   目につく蝉の姿。
 娘が小6の孫を連れて帰ってきた。孫の背丈が伸びていた。半年会わなかっただけなのに成長ぶりにビックリ。1泊して帰ったが、夏のことだから寝具類は日干ししてから収納しなければならないので、物干しに布団を上げると、蝉の姿がバラバラになって転がっていた。あえて掃除はしなかった。アリがどこかへ運んでいくか、風化して消滅してしますだろう。もう、蝉の季節が終わったことになる。あっという間の蝉の合奏であった。

 春と違って秋は、哀れが伴うというか、崩れていく感じである。それは夏があまりにも激しすぎるからだ。猛暑という生きる上でギリギリの暑さまで気温が上昇してくるので、もし、クーラーなる器具がなければ、死滅しかねない状況である。地球の温暖化は化石燃料のこともあるが、太陽からくる熱量の関係もあろう。巨大なエネルギーが地球の天候に拘わっている筈である。そもそも台風が西日本を無視して、関東、東北、北海道へ8月に迫って来るというのも、珍しい現象である。

 天候のことだけだなく、東シナ海、南シナ海などの地域で中国の一方的な覇権主義による緊張が増大してきたことも、今後の政治経済情勢に変化を迫っている。資源を確保するのに国際協定を平和裏に締結していけばいいものを、軍事で囲い込む政策は20世紀の古い政治手法でしかない。戦後の日本は平和裏に石油や鉱物資源を多角的に確保して経済成長を成し遂げてきた。この手法をアジア諸国は参考にしてもらいたい。軍事的圧力の時代は、いつか来た道になってしまう。