台風の影響で、今日は北風が吹きました。
海は荒れ模様、
「会員制海洋レジャークラブ」、本日出航する小型ボートはありません。
週末宴会組（秘密基地の隊員たち）だけが結集しています。

やっと秋の気配でしょうか、
このところ熱波に晒されていた「会員制海洋レジャークラブ」は、
季節の変化を敏感に感じています。


ところで。
アベノミクスでも様々な景気浮上策を講じてきましたが、
実体経済は、あきらかに下降に向かおうとしているようです。
ピケティは「新・資本論」で、
ますます格差を拡大していく資本主義を書いていますし、
日本でも派遣だワークシェアだの綺麗ごとで飾っても、
大筋では可処分所得は、もっと低くなってくるでしょう。

ずばり「不景気」になるということです。

でも、この「不景気」という表現は、
なにかと比べての相対的な感覚であって、
縄文時代の農耕民族から見れば、医療・社会保障・（最低）老齢年金もあるというニルバーナのような話。
わたしたちが知っている近代の「バブリー」経験者から見れば、
ドツボにハマった現実です。
要は、観測者の視点。

うちの屋台骨「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」では、
立ち位置はいつも貧乏人の側です。
（経営者側も貧乏だから）
つまり「不景気」ではなくて「平常」なのです。
貧乏に、こんなに強い会社はありません。
まず人件費が最低限（涙）。
初期投資は6年で回収、そのあとのランニングコストはほとんどなし。
設備・補修はすべて提携コーポレート会社へ外注。
（アウトソーシングも業界では掟破りの低価格）
そして、買い付け業務（手形割れの突発的買い叩き）は、
日頃から高めている内部留保が、機動力を発します。
そうなんです。
税務署もあっと驚く「無借金経営」です。

わたしがここに着任して以来、
「吹け飛び株式会社」は本来の不動産賃貸経営に加えて、
「海洋レジャー」部門が定款に入りましたが、
この迫りくる「不景気」の時代にこそ、
うちのような「会員制海洋レジャークラブ」が威力を発揮して来るのです。
格安で上質の「レジャー」が必要とされる時代の到来です。
思い返せば、わたしはこの「会員制」という仕組みを、
大和実業の社長から学びました。
バニーガールは居ませんが、うちの「会員制海洋レジャークラブ」の遺伝子は、
エスカイヤクラブから踏襲したものです。
徹底的な合理化、お客様のニーズに即座に反応するフットワーク、
そして何よりの「低価格」です。
このサービスを受け取れるのは「会員様」だけの限定なのです。
（ここに相乗効果が生まれます）

そうか、いよいよ風向きが変わりそうですか、
今朝の北風のように。
社会に還元する経済の仕組みというのは、
大企業だけが果たせる役目ではありません。
うちのような「弱小零細」でも、
「弱小零細」なりに、出来ることは山ほどあります。

ね、鈴ちゃん、パゴちゃん。
風が吹いて来たよ、
わたしたちの「沖」を目指そう。