脳活日誌564号
戦後の分析視点。
第二次世界大戦後のアジアは、中国の内戦(アメリカに支援された蒋介石軍とソビエットに支援された中国共産党軍との覇権争いで毛沢東率いる人民軍が勝利する。)に続いて朝鮮戦争があり、さらにベトナム戦争へ向かった。戦争による犠牲者は数百万人に達しているが正確な数字は不明である。こうした中にあって敗戦国になった日本は七十年間、無傷平和であった。あまりにも太平洋戦争による犠牲が甚大であったために戦争を嫌悪する国民感情が定着してきたからだろう。
今、問題になっているのは戦争被害の風化である。戦争を知らない世代が増え、過去の悲惨な惨状が忘れ去られようとしていることへの警鐘である。戦争も自然災害も同じことで、喉元過ぎれば熱さを忘れていく風化現象である。人間は体験主義者でしかない。被害を被った人でないと、痛みが分からない面がある。世代交代をしていく中で経験、教訓を伝え、教育して学んでいかなければならないが、未体験、未経験が引き起こす錯誤は知識や映像で補っていくしかない。バーチャルは好戦的な行為への共感ではなく、生命の大切さを尊ぶ映像でなければならないが、世の中は逆の方向に流れているように感じられてならない。
人間の本性は残虐的でしかないという前提が忘れ去られている。人間は本来、動物的な凶暴性を秘めているのである。だから、事件を起こす度に法制度が整備され、お互いの生命の尊厳を尊び、争いのない平和な社会を作りましょうとスローガンをかかげているのである。これが文化であり、文明なのだ。戦争は全くの野蛮でしかない。
みき
2016/08/29 21:24:04
こんばんは。
戦争に正義はない、私はそう思います。
今日はニコのメンテ日だったんですね。
朝、インしようとして「あらら・・・?」でした(^^;)
定常通りだと1週間で一番長く感じる月曜日。
なんとか無事に終わりました。
今日は晴れたり土砂降りになったり、なんだかよくわからない日でした。
私がお外に出るときは、やっぱり(?)雨でした(^^;)
さて、台風10号。
明日の夕方、東北に上陸する可能性が高いとのことです。
私も含めてですけれど、台風のコース近隣にお住まいの方、くれぐれもお気をつけくださいませ。
できることなら、何事もなく過ぎ去ってくれますように・・・