台風去って晴天。
　台風被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。台風や地震の最前線に日本は位置しているからといって、地図の場所を変えるわけにはいかない。国民は被害を受け、損ばかりしている。災害による富の喪失は毎年、甚大である。今年は熊本で地震があったばかりであり、今また台風10号の被害、いい加減にしてほしい。天の神様、雨を降らしたければ、この地球には巨大な砂漠が沢山あるから、砂漠に雨を降らせて地球を緑にしてほしい。これだけ災害が次々やって来ると愚痴も言いたくなる。

　世界有数の天然災害国でありながら、国土と生活を守っている国民の力強さ、これが日本の真の姿なのであろう。条件が違っても、生活防衛に頑張らなくてはならないのだろう。いつどこで災害が発生するか分からない。この意味で警戒しながらも、相互に助け合っていかなければならない。丸い地球の上での生活なのだから、理屈を言ってみても、人力だけではいかんとも仕方がない。動くプレートの上に大地がある以上、避けられないことなのだろう。

　我が家なんぞは築85年以上だから、しかも多少傾いているから、震度７なんかの強震がくれば、お陀仏である。日頃から、覚悟はしているが、やっぱり、心の中に恐怖心がある。ぺっしゃんこに潰れて圧殺されるかもしれない。ベットの枕元には懐中電灯とペットボトル、小さなノコギリをプラスチックの籠に入れて、ベットの下に常備しているが、震度7になれば、あっという間だろう。考えている余裕はないだろう。

　年金生活で災害に遭うと、経済面での余裕がないから、私自身の条件から想定して果たして、先行きの生活はどうなるだろうか、全くもって予測が付かない。台風10号の被害を前にして、茫然自失しておられる方もいるだろう。国は災害基金を積み立てて非常時にもっと備えるべきではないだろうか。土建分野だけに偏った予算の計上ばかりしていて、国民の幸せになるのだろうか。借金してまで五輪予算を膨らませるのは、何々に乗じて何々する策略のように感じられてならない。