脳活日誌578号
競争と平等。
競争と言うのは優劣の世界であり、順位獲得戦争と言ってもいいかもしれない。現に世界一を目指してオリンピックがある。賞金が貰えるだけでなく、名誉が乗っかってくるから、ある意味で一生ものと言えるかもしれない。履歴書を書く際に、賞罰の項目があるから、オリンピック金メダル獲得と書けば、ウオオーそうなのかとなる。
それではオリンピックにも行けず、凡人はどうなるのか。スポーツのジャンルではなく他と区別できる分野を開拓して日本一、世界ナンバーワンを狙うしかない。この意味ではギネスブック登録と言うのは面白いかもしれない。自分の得意分野で名前を刻み込めばいいわけである。発明発見で特許を取得するのもいい。世界特許を取得すれば、名実ともに世界一である。商品化されて特許料が入れば、スポーツの賞金どころの騒ぎではない。億万長者も夢でなくなる。
競争と平等は対立するものではない。資金がなくても機会やチャンスは平等に存在する。何故なら、ちょっとしたアイデアがあれば、自身が製作しなくても、あなたのアイデアを貸してくださいという人が出てくるかもしれない。要はものの考え方次第で、事態は動く可能性がある。企業内においてもアイデアを募集している筈である。ヒントを与えるだけでヒットになれば大きな顔ができる。
問題は競争と平等を公平に扱える体制にあるかどうかである。判定し、評価する人が正直に提案者の意見を、どうくみ上げるかである。他人の成果を自分のものに掠め取ったり、無視するのは罪悪なり。判断する人の見識が問われる時代である。