何でも屋のブログだヨン

rihito

rihitoのニコットタウンでのブログは、趣味にこだわらず、楽しい話題とがんばっている気持ちを大切にしたい。

ベートーヴェンの運命

音楽

今朝、出勤途中の車中で久々に聞きました。
マイルームのステレオ装置でじっくりと聞くべきところ。
やはり、この曲ほど直面した耐えがたき重荷を表現している音楽は、そう無いかもしれません。もちろん、とっても美しい第二楽章や第一楽章の第二テーマは安らぎに満ちておりますが。
マーラーの6番を思い出しますが、こちらでは克服することのできない運命に翻弄されて、打ち砕かれてしまいます。
チャイコフスキーの6番では、はかなく消えて行ってしまう。
ブラームスではどうかな。また、表現が静かで穏やかですが、力強いのはピアノコンチェルトかな。やはり、4番のシンフォニーやクラリネットカルテットは、わびしさ、寂しさいっぱい。もちろん、美しさはとてつもないですが。
ベートーヴェンの曲では、13番の弦楽カルテットの大フーガがすさまじく、それと対照的にカバティーナが美しく優しいですね。

この曲のぼくの聞いた中では、もっともすさまじい演奏がクレンペラーかな。

モーツァルトは、もっと洗練された美しい表現を使っていますね。レクィエムのなかの奇妙なラッパの響き、最後の審判のラッパの構成では、トロンボーンに始まり、バスから順に引き継いでいくさまは、空恐ろしいテーマでありながらも、美しい響き、調和を保っているところが素晴らしいです。

ジャズではアイラーのアルバムやコルトレーン、ドルフィーとブッカー・リトルとのファイブスポット、マイルスのダークメイガスにも聞かれるかな。

少し強引に飛躍しすぎました。

もちろん。ブラームスのシンフォニーの1番は冒頭すさまじく、第二楽章のとても印象的な美しさは、とってもステキです。でも。やはり、すごいのが、作曲者自身が9番のシンフォニーでさらに超えて行っているところ、すごいですよね。

  • St.bono

    St.bono

    2016/10/11 13:46:19

    お〜〜
    そういえば・・・・・

    ROCKばかりでクラシック聴いてないな・・・

  • ヨシノ@Eis

    ヨシノ@Eis

    2016/09/29 07:41:22

    弦楽五重奏曲はモーツァルトの最良の遺産のひとつではないでしょうか。

    わたしもト短調の気品とくつろぎと哀しさに強く惹かれます。

  • rihito

    rihito

    2016/09/28 12:18:15

    ヨシノさま、コメントありがとうございます。死と乙女のテーマは耳から離れません。
    ところで、前にもかいたかなぁ、ぼくの大好きなのが、モーツァルトのト短調の弦楽5重奏で、こちらももちろん、緊張感いっぱいですが、気品にも満ちていて心地よさもあって大好きです。

  • ヨシノ@Eis

    ヨシノ@Eis

    2016/09/28 07:46:31

    そうですね。
    「死と乙女」好きな曲ですけど、つきあうのに気力体力を求められます。
    中野の名曲喫茶「クラシック」でリクエストしてかけてもらった、
    ウィーン・コンツェルトハウスSQの録音が忘れられません。

    「セリオーソ」もまなじりを決して斬りこんでくるみたいな音楽で、
    くつろいだ気分ではつきあえませんね。
    こちらは川崎のホールで東京SQの生演奏に触れる機会に恵まれました。
    東京SQも解散してしまいましたね。

  • rihito

    rihito

    2016/09/27 12:23:58

    ヨシノさま、コメントありがとうございます。
    さすが、クレンペラーを聞かれているんですね。
    ただ、ぼくはLPしか持っていないので、こちらで聞くこととなります。LPの方がいい音ですが、
    レコード針がちびちゃって、新しいのが手に入らなくなっています。
    15番はあまり聞いていないです。
    少しされますが、シューベルトの死と乙女は本当に怖い音楽だと、ベートーヴェンでは11番かな。こちらも怖いです。

  • rihito

    rihito

    2016/09/27 12:18:36

    麻耶さん、コメントありがとうございます。
    いつもは、ジャズギタリストのパットメセニーを聞いていますが。
    文章で表現するのは、あまり適当では無いとは思いますが。
    ベートーヴェンの曲には様々なメッセージが込められているように思います。

  • ヨシノ@Eis

    ヨシノ@Eis

    2016/09/27 10:47:30

    運命だと、そうですね。
    いちばん壮絶なのはクレンペラーかも。

    第1楽章冒頭からして「ぢゃぢゃぢゃーん」ではなく
    「ずががががーん」ですものね(笑)。

    ずっしりした量感と構築性の奥に、
    抱えきれないくらいの情緒が隠れていて、
    すばらしい演奏だと思います。

    弦楽四重奏曲だと、あの大フーガがいちばん荘厳で厳しい音楽かも。
    わたしは15番が好きです。

    クラシックに親しみはじめたころ、よく聴きました。
    いまクレンペラーのインタビュー本を読んでますので、
    また聴きなおしてみたいです。

  • 麻耶

    麻耶

    2016/09/27 07:21:07

    rihitoさん、文章書くのが本当に上手ですね。
    私が音楽聴いた感想書けと言われたら、絶対書けません。
    うまく言葉で表現出来ないのです。
    でも音ではできますよ・・・・と本人は思っています。

    しかし出勤で聞く音楽がベートーヴェンの交響曲とは!!
    私なぞ、テイラー・スウィフトですよ。