さんた

10がつ14にち

日記

今日から晴れる、と言ってたけど、、

って思ってたら、陽が差してきましたぁ ♪

何だかイイコトありそぅですね~



さて、今回はこんな記事を

この技術が確立したら、寿命が大幅に伸びる、かも、、、


http://shindenforest.blog.jp/archives/66438902.html
猫に朗報:猫の寿命が大幅に伸びる可能性がでてきました。

猫は
年々平均寿命が延びています。

でも
長生きすると
多くの猫が罹患するのが
慢性腎不全です。

高齢の猫で最も多い病気です。

高齢猫の多くは
慢性腎不全で亡くなっていきます。


今回
東大の研究チームが
猫に腎不全が多い原因の一端を解明して、
英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表しました。


今回は、
ちょっとだけ
難しい話になります。

でも
猫にとっては

重要なことですので、
猫好きな方は 
是非読んでみてください。



血液中に
AIM(apoptosis inhibitor of macrophage;CD5Lとも呼ばれています)
というたんぱく質があります。

これも東大で発見されたたんぱく質です。
当初マクロファージから分泌され、
細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制する分子として発見されました。

その後の研究で
さまざまな役割を持つたんぱく質であることがわかったのです。


AIMの役割の一つとして、
急性腎不全を治癒させる機能を持っていることが
人やマウスの研究で判明しています。


急性腎障害の病理学的特徴の一つは、
炎症によって壊死した近位尿細管上皮細胞が脱落し、
その死んだ細胞塊が尿細管腔内を閉塞してしまうことです。

これによって
その閉塞した部分の機能が損なわれてしまいます。

AIMは、
その閉塞を綺麗に除去してくれるのです。
それにより
腎機能は速やかに改善します。


健康な時には、
AIMは血液中でIgM五量体という分子と結合して存在しています。
IgM五量体は巨大な分子量の複合体であるため、
AIMは尿中に排泄されることはありません。

でも
急性の腎障害が起きると
IgM五量体から離れて、
分子の小さな単体のAIMになります。

単体のAIMは、
分子量が小さいために腎臓内のろ過装置である糸球体を通過して、
尿中に移行できるようになります。

そして尿中のAIMは、
急性腎障害よって生じた近位尿細管を閉塞している死んだ細胞の塊に付して
管腔の閉塞を掃除します。


簡単に言うと
消防車が入れないとても狭い道路の奥で火事が起きた時に
狭い道路でも入り込める小型の消防用バイクで駆けつけて
火を消してくれるようなものです。





ネコのAIMでは、
人やマウスのAIMと異なる特徴を持っていて、
急性腎障害になった時にも
猫AIMは活性化しないで、
尿中にも移行しないことがわかりました。


それは、
猫のAIMは、
IgM五量体との結合している力が
マウスの1000倍も強くて
単体のAIMになれないのです。

だから腎臓の尿細管の閉塞を治しに行くことができないのです。


そのため、
猫の血液中にあるAIMでは、
急性腎障害が生じても腎臓の機能は回復することなく、
そのまま
慢性腎不全へと進行してしまう可能性が高いことが判明したのです。




研究では、
より詳細に確認するために、
AIMをマウス型から猫型に変えたAIMネコ化マウスを作製して、
急性腎障害を起こす実験を行っています。

その結果、
猫型AIMでは、マウスの腎臓の機能は回復することなく
著しく悪化し続けて
多くが死んでしまうという結果になりました。

次に
急性腎障害のAIMネコ化マウスに、
マウスのAIMを静脈注射すると、
腎機能が速やかに改善して
致死率は100%から
20%と劇的に改善したのです。

ということは、
猫にも
猫以外のAIMを投与することで、
急性腎不全を速やかに改善させて、
慢性腎不全化する危険を回避することができるようになる可能性が高いということになります。

さらに、
高齢の猫に
定期的に猫以外のAIMを投与することによって
腎臓を健全に保ち、
慢性腎不全化のリスクを低下させて、
猫の寿命を大きく延長できる可能性があるのです。

臨床応用は
近い将来可能になることでしょう。


今日はちょっとだけ難しいお話でした。

  • さんた

    さんた

    2016/10/15 06:06:35

    ゆとさん>
    食べ物に気をつければ長生きしますよー
    あと、愛情もね♪

  • ゚✽。ゆと。✽゚

    ゚✽。ゆと。✽゚

    2016/10/14 09:25:54

    にゃんこ飼ってるので、頑張って読みましたよー!

    猫以外のAIMを猫に投与しても問題はないのかなぁー
    副作用的な何かも気になります。。。

    長生きしてくれるといいないいな!