【お話】不思議を探しに
詩集を片手に、不思議探し
もらったステキコーデ♪:10
不思議なことは、どこにある?
風が通り過ぎたあと、そよいでいる葉っぱのかげに。
雨が降り出したとき、一番最初に、地面に落ちた雨粒のきらめきに。
だれもいない部屋の中に差し込む、午後の光の中で、踊っているほこりの間に。
輝くものがあるの。なつかしくて、新しいものがあるの。
ねえ、聞こえる?
世界が歌っているわ。
それともあれは、妖精の足音?
さあ、
詩集を片手に、探してみよう。
でもね、見つけた不思議は、
けっして、自分のものにしちゃいけないの。
それは、世界のもの。
だれのものでもないからこそ、輝く。
見つけたら、そのあとは、
美しくあるように、自由であるように、
手放して、空へ。
そうすれば、
百年が千年になっても、それは、
輝きつづけ、喜びをもたらしてくれるでしょう。
本当よ?
わたし、おばあさまに、そう教わったの。
おばあさまは、ずうっと昔に、
仲良くなった妖精さんから、教わったんですって。
***
カントリー風の文学少女。
農園に遊びに来て、不思議を捜し歩いている感じです。
なお、本人は気がついていませんが
後ろにそーっと、幸運のハトが来ています。
しの
2016/11/07 06:54:20
>魔魔さん
聞きたいなあと思っているし、見たいなあと気を付けています。そうしていると、ちょっと楽しいです。
こないだは、雨上がりに、虹を見ました。それだけですが、うれしかった。
魔魔
2016/11/06 23:39:52
そういえば・・・カントリーマアむ・・・は
いやいや、ついつい食べ物を想像してしまいました。
ポエムですかねえ。昔は私にも妖精は見えたはず。今は、見えないなあ。しの様には
声が聞こえますか?