脳活日誌649号
風潮を冷静に見る目。
顔で笑ってクールな心構えで行こう。顔で笑ってクールな目元では舐められる。何故なら、目元は口ほどに物を言いとされるから、相手は「こやつは腹の中で軽視していやがる。」とすぐに見透かされてしまう。顔で笑うなら、目元も真剣に笑っておかないと作戦としてまずいことになる。心理作戦は、こちらの側の意図を読まれては負けである。徹底的に、はぐらかす必要がある。
要するに徹底することである。頑固になれというのではない。作戦として首尾一貫しておくべきだということである。これが簡単なようで難しい。気まずいことに直面した時に、「お前、どうして笑っているのだ。」と注意された。自分か被った運命に対して、「笑わずにはいられないから、笑っている。」と言いたいところだが、こうした逆転行為は誤解を招く。悲しい風潮であれば、悲しい表情をするのが相場なのだが、辛抱しきれずに笑ってしまう。
「バカらしくて笑ってしまった。」という世間の出来事によく出会うことがある。こうした事象が多くなってきている。いわゆる謝罪会見なるものがそうである。「誠に申し訳ありませんでした。」と儀礼的に頭を、ちょこんと下げる。だが、この儀式だってやらないで、物事を曖昧にしていく風潮ってありますね。政治家の世界や医療や介護の世界、官僚社会や原子力村の隠然たる勢力、挙国一致のムードを醸し出そうとしているマスコミの風潮。今、国民意識の統一に向けて、動き出している風潮を感じてならない。危機を煽って、一定の方向に誘導しようとしている流れが勢力を増してきている。瓶の中に居て瓶の風潮を知らずか。