今日は誕生日なり。

　本日より満7５歳、後期高齢者の仲間入り。保険料も保険証も変わる。また、この日は義母の命日でもある。だから、今日は義弟の処に行ってきた。帰りが遅くなったので、こんなに遅くなってブログを書くのは初めてである。義母には大変お世話になった。この義母の助けがなかったなら、子供は育てられなかったかもしれない。それほどまでに献身的な世話になった。この義母が突然に亡くなったのが、4年前の12月2日であった。今日は義母へ思いを込め、義弟の家に行ってきた。

　義弟は一級建築士の資格を持っているのだが、淡白な性格で資格があるからと言って、それでどうこう言う人ではないから、私の記憶としてニュージランドへ行って核シェルターの建設をしていたことが鮮明に記憶に残っている。核兵器が投下されて約1カ月間、地下で生活できるように想定されたシェルターを建設したらしい。後日譚で、地震による津波被害の想定をしていなかったと東北大地震の後に感慨深く語ったことが印象的であった。

　核シェルターの建設をしたことから、原発についても見識が深く、今後、廃炉に向けての作業がどのようになっていくのか、注目しているようだ。解決策が見つからないまま、自分は死んでいくかもしれないが、それほどまでに原発の廃炉作業は難しいことなのだろう。原発エネルギーのリサイクルを簡単に主張すべきではないということだろう。放射能のことは人間の力ではコントロールできない。ＤＮＡは放射能の被爆に弱い。放射能への防御策がない。これこそ人類の能力の限界なのだろう。これは努力の問題ではなく、物理現象なのである。いくら頑張っても人類が太陽を作り出すことはできない。それだけの話である。