セカンド

雲のささやき

小説/詩

はるか遠くに白い雲が
流れていく

四角く切り取られた
ガラス窓の格子の中を

ゆっくりと
雄大に

手を重ねると
雲の呼吸を感じる

こんにちは
君は何処へと流れて行くの

真っ青に澄んだ空が
格子から雲を押し出したとき

小さなささやきと笑い声が
聞こえたような気がした

それは
懐かしい声だ

それは母の優しいささやきと
幼き日の私の笑い声のようだ

そうだ
もう少し待っていて見よう

次の白い雲が
そっと格子の中に流れ入って来るまで


暖かいお正月
ふと見上げると澄んだ青い空に雲が流れていました

何かを語りかけているような
そんな気配をちょっぴり感じました





  • セカンド

    セカンド

    2017/01/04 04:08:33

    奈柚様

    そうなんですよ
    暖かくていい天気でした

    空から見ている・・・微笑んで
    そう思うと、より暖かな気持ちになります



  • 奈柚

    奈柚

    2017/01/03 16:52:07

    いいお天気でしたよね

    そこに居ない人を思う時って
    実は 近くに居るのかもしれないね
    空から見てる…ってありきたりかもだけどさ