ごま塩ニシン

脳活日誌700号

日記

   思考して書く。
 始めたり、止めたりで全くの気まぐれなのが書道の練習である。筆ペンを使っているから墨汁はいらない。思い立ったときに書けばいいのだが、それも気分しだいである。母親の遺品から「七体字鑑」井上千圃・石川雅山書(金園社)を見ながら、行楷書と草書を練習している。昔から記憶しようと思えば、まず、書けと教えられてきたが、この通りである。頭で考えているだけでは、なかなか記憶にとどまってくれない。書けば、記憶に残っていくことは確かである。

 去年は兵法の古典『孫子』の冒頭の文言を何度も繰り返し書いた。「孫子曰、兵者国之大事、死生之地、存亡之道、不可不察也、故経之以五事」・・・・というように原本を見なくても頭の中に入ってしまった。今年は清少納言『枕冊子』に挑戦してみようと思っている。本というのは書き出しに魅力があるから、「この冊子、目に見え、心に思ふことを、人やは見むとすると思ひて」という書き出しを草書体で書ければいいと思っているが、字鑑を見ながら書き進むのは時間と手間がかかる。要するに気長に、思い出すままに筆を進めるしかない。

 母親がデイサービスへ行っていた時、書道のようなことはしないのですかと係の人に聞いたら、ちょっと無理ですと言われたことがあった。どんなことを頭の訓練にしているのかと思っていたら、中学の頃のテストのようなものをしていた記憶がある。何々を知っていますかというテスト形式であった。過去の記憶を呼び戻すことに主眼が置かれていたようであった。何が一番いいのか分からないが、考えながら書く作業が自分は好きであり、性格に合っているように思えてならない。

  • みき

    みき

    2017/01/25 22:07:54

    ごま塩ニシンさん、こんばんは。

    700号、おめでとうございます!

    書道。
    父がやっていたのを思い出しました。
    今日のごま塩ニシンさんのブログ拝見するまで、すっかり忘れていました。
    押し入れ探せば、父の作品があるはず・・・
    今度、探してみます。