ゆずちゃん

主人は 70歳になりました。

日記

昨日、70歳のお誕生日に 何か欲しいものは?と聞いたら 棺桶に 近づいて 何が
嬉しいのだと 切り捨てられました。

夫は 昔から このように 想った事しかも 口に出したら 嫌なことを ズバズバいう人です。

若いころは しかも4年もお付き合いして 親も捨てて どうして私は こんな性格を 見抜け
なく、 何が好きで何が悪く 息子達からも嫌われ反抗され失望と絶望を 繰り返してきました。

夫は 早くから父を亡くし 親戚中を 転々とたらいまわしにされたそうです。

母と妹と 暮らせれるようになったのは 私と結婚する少し前だそうです。

息子達には 温かい家庭のぬくもりがなかったお父さんを 理解してほしいと
何度もいいましたが 今現在幸せにやってる息子達には 永遠にわからないでしょう。

反面教師という言葉があるように 二人の息子は 何かしら 世間のお役に立っている
と 想うと これでよかったと思います。

私にとっても 父と暮らすことを 許してくれ最後まで家で介護させてくれたこと 東北の震災の
被災地に5年間通い続けられたことは 夫のおかげです。

東北の皆さんから 「神様みたいな人」だと言われた夫が 「そんなこと言わないでください
ひどい夫でねぇ。。。」と つぶやくように言った夫、次から次へと 治療してまわる夫の姿を
一目息子達に 見てもらいたかった。

私が 未熟だったばかりに 理解するのが遅すぎました。

今は 少しでも長く好きなお酒を 飲んでほしい。70歳まで 生きてくれてありがとう。