脳活日誌723号
花見の話題が出てきた。
寒さも峠を越したのだろう。今年の花見はどこへ出掛けようかと、こんな話題が知り合いの間で広がってきた。連絡を取り合って、何日に、どこへ行くか、相談している内に日数が過ぎていく。この世というのは、ガヤガヤと騒いでいる内に歴史が動いていくのだろうか。最近、時間経過にメリハリが無くなってきたように思う。何が起ころうが、平然としているというか、アタフタする様子がない。この状況を、どのように考えたらいいのだろうか。いろんなことが起こり過ぎて、国民の大多数が物おじしない精神を身に着けてきたのだろうか。
殺人事件は毎日のように起きている。海外では暗殺まで起きている。数十秒で人間が死んでしまう放射線があることすら危機として感じていない。そのうちに誰かが、何とか解決してくれるだろうという余裕を心のどこかで持っているのかもしれない。戦後、70年が経過して戦争の怖さが忘れ去られていくのと同じなのかもしれない。30数年後、どのような判断に基づいて政策がなされるのか、分からないが、この頃の日本の財政は破綻しているかもしれない。残念ながら、私は地上に存在していないので確認のしようがない。
社会はどのような仕組みで帳尻を合していくのだろうかと思う。AIネットが社会の隅々まで浸透して、すべての車が電気自動車になった時に大変革が起こるだろう。高速道路が自動運転となり、ガン治療が完成すれば、社会構造が変わる。平均寿命が百歳になるかもしれない。しかし、国家財政が破綻する。この極端な矛盾をどう乗り越えていくのか。解決の方策は?やっぱり、発明発見しかないだろう。既存の常識破りの大発見が必ず出てくると信じている。