脳活日誌744号
虚空の車内広告。
散歩の途中にあったマッサージ店が閉店した。ドアに貼られていた店名シールも剥がされ、店内の造作も運び出されていた。3日後、用事があって、たまたま路線バスに乗ったら、閉店したマッサージ店の案内が流れている。あーれーれと思った。アナウンスというのは、「次、止まります。〇〇です。癒しのマッサージ店へお越しの方は、ここで降りてください。」車内で流れる案内広告である。実際に店は閉店している。それなのに案内アナウンスが流れていることに驚いた。
このアナウンスを聞いて訪ねていく人もあるかもしれない。たぶん、閉店と同時にバス会社へも、広告を止めてくださいとオーナーは要請をしているのだろうが、流されている音声テープを変更するのに時間がかかるためだろう。同一ルートを走るバスは一台ということはないだろう。それにアナウンスの声は、素人ではいかない。もろもろの条件がある。だから、虚空の広告が仕方なく流れているのだろう。私は店が閉店したことを散歩の途中で確認している。だが、何も知らない人には、空振り公告になるではないかと余計な心配をしてしまった。
このケースだけでなく、訪ねていくと店が閉まっていたという事例はある。小売業が厳しくなってきた現状では珍しいことでない。旅行に行って、目的の観光物が無くなっていたという例もある。特に地方の旅館の場合、倒産して物件が他の経営者の手に渡って、屋号が変更になっていることもある。また、屋号は同じでも経営する人が変わっていたりする。サービス業の場合、経営者の方針によって内容がガラッと変わっていることもある。現今の複雑な社会現象の一端なのだろう。
アメショ
2017/03/13 16:35:57
いつも、思う。広告とか、チラシ。
やっぱ、「不景気」ではないよ。
PRが、できるんだから。
ちなみに、大都会の、渋谷ビルの巨大な液晶のヴィジョンのPRが大好きです。