今月の温泉は奥那須です。

この一年、足の激痛をいかに治めるかという温泉でした
足の痛みが薄くなってきたので
早春の山をトコトコ歩き筋トレと歩行訓練歩きしながら、
日帰り温泉に入ろうという趣向です・・・でした。

那須湯本の鹿の湯周辺の硫黄の匂いを嗅ぎながら、
やってきたぞ～と盛り上がったのは、ほんの一分ほど
ボルケーノ道路はあっという間の雪模様

樹氷を観るのは７年ぶりぐらいかな？
なんてのんきに写真を撮ったものの
なんで？細雪が突然、豪雪に
進めば進むほど道路は雪道が深くなる
この道でよかったんだっけ？
曲がるとこ間違えて別の山道に迷い込んじゃったんじゃないのとホテルに電話
「ハイ、那須ホテルでございます」という声が聴こえたとたん
圏外に入って電話はつながらず

雪が深すぎて引き返せない～登ってとにかく何か建物がある場所まで行こう～
顔が引きつるころ、那須ホテルが視えてほっと一安心

こうして３日間、窓の外は吹き上げる雪と風
どこにもでられず、ホテルで過ごすことになりました

源泉から引き湯している展望風呂に一日４回入りました

まず、人がいない　貸し切り状態
広すぎてさみしい～
大きなガラス窓の向こうは吹き荒れる雪の嵐
風が窓にあたる音が怖い～
半露天風呂には寒すぎて行けません

４１℃設定のジャグジー風呂の源泉は匂いもぬめりも満点でした

夜明け前はさらに大荒れの雪景色
それなのに空には月がくっきり
山の天気はこんなものだ

朝日が視えるかな？と展望風呂に
残念！女性風呂からは朝日の輝きだけで太陽は視えません
ちなみに男性風呂からは
雪景色に映える見事なオレンジ色の朝焼け風景を堪能できたそうです

しかも、モガリ風の音がビュウビュウと吹き渡り
那須火山帯（？あるのか？そんな名前の火山帯が？）の怒りが吹き付けているようでした

湯上りサロンで「しかのゆものがたり」を読みました
帰り道でもいいから、鹿の湯だけは入るゾウ～

ロビーのロッキングチェアーを揺らしながら筋トレ
茶臼岳や朝日岳、鬼面山が見え隠れする天候を眺めながら
珈琲を飲む

どこにもでかけず、食堂とロビーと読書室を回り
温泉に入ったあと眠る、いい休日でした

２３日、まだ降りやまない雪の中、道路の雪は除雪車が走ったというので
とにかく湯本まで降りることにした

鹿の湯に近くなるころ雪は降っていない
８億円国有地払い下げ問題の国会中継を
鹿の湯の駐車場でラジオから聞く

きれいな樹氷も観たし
早春の温泉旅ですかね