脳活日誌782号
「今日は何の日」で目覚める。
毎日、事件が起こっている。朝の目覚ましにNHKラジオを聴いている。何月何日、こんな事件が起こりましたと言う。そうだったのか、そんな事件があったのかと感慨深くなるが、忙しい朝の目覚めである。すぐに忘れてしまう。4月23日はGHQ(General Headquarter=連合国軍最高司令官総司令部。米国が対日占領政策を実行するために設置した機関。)が1949年に1ドル=360円と為替レートを決めた日である。2017年4月23日の為替レートを見ると、1ドル=109円12銭である。なんと、今の円通貨は3倍以上の価値を持つようになった。
経済学的に分析すると、GHQはどのような理由、根拠で1ドル360円というレートを決めたのか。米国は日本を占領し、経済活動を統制していたわけだから、日本の経済力はこんなものだろうと甘く分析していたことは確かである。支配者の油断であるかもしれない。だが、これが幸運だった。日本は1ドル=360円という為替レートで戦後復興を成し遂げた。1949年という年は激動の年で中華人民共和国が成立した年でもある。翌年の6月には朝鮮動乱が起こる。今の北朝鮮はこの朝鮮戦争の落とし子といってもいい。一方、日本経済は1ドル=360円という為替レートで息を吹き返し、輸出は増大、朝鮮戦争の特需ブームに沸いた。
今の日本人は海外に出掛けることに何の不自由も感じていないだろうが、それは円という通貨の価値が世界的に認められているからである。ドルを持っていなくても円を持っておれば、各国の銀行で円からドル、ポンド、ユーロに交換してくれる。しかも円の価値は安定している。戦後の経済復興に感謝する必要がある。
アメショ
2017/04/24 09:30:14
今、考えると、海外旅行、は、「免税店」デゥーティーフリー?。が、目的だったような。
せかせかの日本人は、くちで、いうほど、海外で、のんびり!は、むりです。
コーラーも、なんで、むやみに、「L」なのよ。