脳活日誌799号
あなたの脳の中。
頭を覗かれたりしたら大変である。だが、近い将来に脳を覗かれる時代が来るかもしれない。こんな時代になれば、どえーりゃーことになるぞえ。脳の中で、どのようなことを考えているのか、これは他人に知られたくない自意識の最後の砦なのだ。それが、いとも簡単に知られてしまえば、命取りである。知られるということは、操られる可能性も大いにあるわけだ。脳科学は恐ろしい。
視界は相当にデジタル化されている。人が見ることのできる画像よりデジタル画像の方が鮮明に映し出されている。1ミリ四方の画像を万倍に引き伸ばすことができるようになるかもしれない。通路を通過する瞬間、レンズに映し出された人物画像が集積されていけば、犯罪捜査は容易になる。マイナンバー化する必要がない。精細な諸個人の画像がデジタル上で番号と同じ役割を担える。絶対に同じ顔の画像はないはずである。精密になればなるほど精度は増大する。1ミリの面積が千ミリ四方まで広げられたならば、細胞の並びや生えている毛根の状態まで観察できるからである。
シミやニキビがどんな状態に拡大されるのであろうか。もう、見たくない。見たとしても、千倍のシミ色素は何者か分からないのではないか。お化けニキビに付着している細菌まで分かるかもしれない。原子、分子工学の世界が今後の技術革新の焦点になっていくだろう。巨大な物質の世界を作り出そうとすれば、より微細な物からは始めなければならない。肉眼で作り出す世界から、肉眼では見えない微細な原子、分子の構造物を自由に操れる商品をどのようにして作り出すのかが、これからの勝負になっていく。同時に脳科学の進化が21世紀の集中課題だろう。
みき
2017/05/10 20:30:37
ごま塩ニシンさん、こんばんは。
脳科学。
日進月歩で進んでいますよね。
何を考えているときに、脳のどの部分が働いているかは大体わかるようになってきています。
それがいいのか悪いのかはよくわかりませんけれど。
でも、やっぱり科学って、正しい方向に使われるべき、って思います。