創作小説の「平行世界シリーズ」。
物語は頭の中にあって、本編も完結しているのですが、カタチとしてのモノがなかなか書けずにいます。
小説「カルマキル雑技団」も書きかけのまま6年？になってますしね・・・
仕事も忙しくなって、実家を出てひとり暮らしはじめたから余計に余裕がなくなっていた頃ですねぇ。
てことで、本編のあらすじだけでも書き上げて公開したいと思います。

平行世界シリーズ
　　タイトル　
本物を探して　
偽物を見つけて
居場所を求めて
次期王の行方
次期王の花嫁
剣術の祭典
ＷＡＮＴＥＤ２
魔道士の祭典
ＷＡＮＴＥＤ
奇跡の泉
ソハコサ国の勇者　本編①
カルマキル雑技団
夕焼けの歌　終夢
疑惑の魔道士　本編②
消えた白晶珠　本編③
水晶の行方　本編④完結
戴冠式の前夜奏
その他、タイトル未定の小話あり。
青色タイトルはブログの自作小説で公開済。

北陸
商業の国　テニトラニス
農耕の国　リサニル
砂漠の国　タヤカウ
精霊の島　〇〇〇

南陸
学術の国　カルマキル
工業の国　ヤナンテトシム
魔導の国　ソハコサ
剣術の国　ルクウート
賭博の国　クスイ
森林の国　ポイコニー
音楽の国　〇〇〇〇
漁業の国　〇〇〇〇

とりあえずプロローグだけ掲載。



平行世界プロローグ

ダレカ

ダシテ　ダシテ　ダシテ

呼び続けて声は嗄れた

頬を伝う涙は

誰に見られることもなく、枯れ果てた

壁を叩く痛みも

すべての絶望の前に消えた

転がる2体の肉塊は

異臭を放ち続けた後

白い塊となり、相変わらず転がっている

目を覚ますたびに繰り返す

期待と絶望

薄明かりの壁の中

すべての未来は閉ざされていた

絶望から見出した一光でさえも

新たな絶望へと再び引き戻される

豊かな緑が

穏やかな風が

憎々しげに見上げた　蒼い空

モドレナイ　モドレナイ　モドレナイ

あの時の自分に

サァ、ドウシテヤロウ　コノセカイヲ

絶望の中で、新たな　“望”　を見つけた――。


【つづく】

本編全体のプロローグ的なものです。
次からは物語のあらすじ本編4+カルマキル雑技団を載せていきたいと思います。