☆ ドリーム・スター ☆

ドリーム・スター

人生は 物語

誰もが 主人公

優しい風

小説/詩


  優しい風


      頬をくすぐるような、優しい風

  空には、白い大きな雲がゆっくりと流れていく


  何故?あなたは横に いないのだろう ・・・

  昨夜眠れずに長い夜を膝をかかえて

  ただ何もすることも無く 何度も時計を見ていた ・・・


  二人の時間が、戻ることは ないのだろう

  それでも、信じたい 信じて いたい

  あなたが そばに いてくれた 幸せ。


  誰といるよりも 楽しくて 何でも夢中になれた

  時に傷つき 傷つけられた ことさえ

  今では、それも素敵な出来事で ・・・

  
  それなのに、 私は 愛することに 夢中になりすぎて

  愛されることに 慣れていないから 本当の愛を

  心から 信じることが 苦手だったのかも ・・・


  あなたは どんな時も 私だけを見ていてくれて

  優しい笑顔で 微笑んで いてくれた。


  暖かい太陽に照らされて 今頃、眠気の中で

  優しい風に吹かれながら ・・・

  あなたは まるで 太陽 だった  なんて ・・・


  きっと あなたは どこかで 素敵な人の太陽に なって

  優しく照らして いるのだろう ・・・


  それでも、 もし あの頃を 思い出し

  苦笑いしてくれてたら どんなに 嬉しいこと だろう ・・・


  悩んだり 辛かったり 悲しい時は、

  二人で過ごした あの頃を 思い出して欲しい ・・・

  ただ、それだけで いい それだけで いいから ・・・


  二人が過ごした あの時間は

  もう二度と感じることは 出来ないのだから。

  
  私の横に あなたは もう いないけれど

  こんな暖かくて、優しい風が頬を撫でるように過ぎていくと

  いつでも あなたが 見守っていてくれる気がする。


  だから、あなたが 淋しい時 悲しい時は

  私 を 思い出して ・・・  苦笑いで いいから ・・・


  いつまでも、 二人が過ごした素敵な時間

  大切に して いたいから ・・・

  私が 想い感じるように あなたも ・・・


  そう信じて 信じて いたいから ・・・



             Dream star ☆