ごま塩ニシン

脳活日誌815号

日記

   両極端ツータイプあり。
 尽くすという言葉がある。女性が男に尽くす。男性が女に尽くす。社会に尽くす。できる限りのことをする。自分の能力を出し切る。捧げつくす。これは簡単なようで難しい行為である。尽くす方は分かるが、尽くされる、受ける側の人間がふさわしい働き、成果を挙げなければならない。親が子に尽くす。子供は親の期待に応えて立派な業績を果たして貢献する。こうなれば、尽くしがいがあったことになる。ところがである。世の中、このようにはならない。われ笛吹けども、なんじ踊らずである。

 期待に添えない事態が多いのではないだろうか。尽くしごとが百発百中であれば、問題は発生しない。現実はゼロの場合もあれば、持ち出しばかりのマイナスのケースも出てくる。サッカーでも1シーズン中に一本のゴールもなしという選手もいる。野球でホームランを打てるのは限られている。公式戦で1本のホームランも残せずに選手生活を終える人もいるだろう。逆に言えば、結果が全てで、何も残せなかったという人の人生はどうなるのだろうか。暗澹たるものである。

 枯れ木も山の賑わいという成句がある。花が咲かなくても、山の風景に趣を添えるというのである。背景のない芝居はつまらない。舞台の飾りも、役者や物語を引き立てる役割をしている。埃やゴミも環境の内なり。なかなか納得できません。ただ言えることは、出世するということは他人の上に立つということだから、他人を踏んづけないと上階に上がれないことは確かである。社員の居ない、一人社長というのもあるぞ!やっぱり、尽くして、玉を磨く。これも楽しいぞ。いや、主役をはりたい。無駄な欲望が混乱を倍加させていないか。彼を知り、己を知れば百戦危うからずという孫子の格言に落ち着くのだろうか。

  • アメショ

    アメショ

    2017/05/28 15:44:32

    尽くさないなー。

    マイペースだなー。

    黒歴史的に、男って、言わなきゃ、何も、しないし。

  • みき

    みき

    2017/05/28 09:07:54

    ごま塩ニシンさん、おはようございます。

    尽くす。
    言葉ではいえても、実践は難しい行為ですよね。
    やっぱり、無償の愛からくるものだと思うんです。
    結果を求めない。
    見返りを求めない。
    尽くすという行為そのものが目的であって、結果。
    これはもう、悟りの境地かも・・・