聖徳太子の「未来記」

日記

・この国は、人皇第九十六代目のときに天下一乱となる

・そのため、主(天皇のこと)安カラズ状態になる
・しかもそのとき東魚きたりて、四海をのむ
・そのため、日(日輪)天に没すること三百七十余日に及ぶ
・しかし、やがて西鳥来たりて東魚を食う

この文章は、聖徳太子の「未来記」に載っているらしい

楠正成が、鎌倉の幕府軍と戦っているときに、四天王寺に参り、神官に読ませてもらったという。
正成は、南朝の未来を予言するものと思い、それをそのまま写させてもらい、拠点に持ち帰ったという。
「太平記」の冒頭に似たような文章が乗っているとのこと。
これも聖徳太子の「未来記」を引用したものだそうだ。

未来記の写しを持ち帰り妻の久子に見せたところ
久子は
人皇九十六代目は、後醍醐天皇
東魚は、北条高時
日展に没するは、後醍醐天皇が隠岐に流される
三百七十余日後は、もう一度、後醍醐天皇が出てくる
西鳥は、正成だと
夫婦間でそういうやり取りがあった

これは小説の中のやり取りだけど、こういう逸話的なことが載っていると、いまさらながら、歴史に興味がわいてくるし、登場人物の生きざまなど、ついつい自分と比較してしまう。
比較すること自体が、奥がましい身の程知らずな自分なのだけれどもww
本を読んで、主人公を想像し、主人公を慕い、もしその時代に自分自身も生まれていたなら、死ぬまでその主人公についていきたいなと思ってしまう。
そんなことを考えながら読むのも楽しみの一つかも(笑)
学校で習った歴史は全く興味がわかなかった
歴史小説を読むとどんどん歴史に興味がわいてくるよ~~ヾ(≧∇≦*)ノ

因みに、この本は
童門冬二著
「楠正成」


https://www.youtube.com/watch?v=zJIdBFIBePM