セカンド

雨の日に

小説/詩

それは
雨の日の午後

少し抑えたトーンの光が
それでも眩しい

あなたの視線が
わたしにそっと触れる

心が震えるのは
なぜ

遠い記憶が甦る
あれは夏の日

潮の香りと
波の音が聞こえる

金色に光る水平線が
赤い太陽を呑み込んで行く

香りは音は光は
わたしの涙の中に居た

かすかに聞こえる鼓動が
震える頬がそこに居た

今あなたの視線が
心に触れている

雨の日の午後
新しい柔らかな光のなか

誰にも見る事の出来ない
わたしの心が透明に同化していった



今日は久々のお休み
雨の日

なんとなく浮かびました












  • セカンド

    セカンド

    2017/06/15 00:53:35

    奈柚様

    記憶ってたまに甦りますね

    海は鎌倉
    稲村ケ崎^^

    陽射だけは優しかったかな?

    雨の日はそれなりに鬱っぽい?
    カラッと気持ちのいい詩で次は行くかな!

  • 奈柚

    奈柚

    2017/06/15 00:24:42

    夏の始まりの、あの日に
    素敵な思い出があるのですね

    終わってしまっても
    遠く輝いてるのですね