セカンド

白い霧の中で

小説/詩

霧がまた
緑深い山から下りてきた

あなたが私にくれた
思い出を包んでくれるために

霧は山肌を
白く染め抜いて行った

遠くから見えないようにと
わたしの周りを覆い隠した

手を伸ばせば届きそうな思い出は
だから白の中から浮かび上がり

わたしの周りを
舞い続けた

そのうち
疲れたのだろうか

どこともなく息を吐くように
霧はすっと消えて行った

浮き上がった思い出を
また白にとかしながら


捨てようとしたノートに書いてあった詩です
書いたのは20才の頃かな?

数人の友達とキャンプによく行っていました
そんな時書いた物です

深い霧の中に
何か自分だけの秘密を見つけたような気分

だったような・・・^^

たま~に安直にこのノートを利用します
捨てなくて良かったです



  • セカンド

    セカンド

    2017/06/22 02:05:41

    奈柚様

    何か心の中のモヤモヤっとしたものが
    霧の中に同化する感じ

    白の中に何かが誰かが居るような
    そんな感じも・・・

    ひんやりとした感触が
    呼吸を楽にする?感覚・・・

    自然が生きているって
    そう思いましたね

    そうなんですよ
    学生の頃はテントを担いでキャンプ!

    夜はお星さまを見てました
    流れ星ってけっこう飛ぶんですよ^^

  • 奈柚

    奈柚

    2017/06/22 01:51:52

    意外にもアウトドア派なんですね♪
    霧が晴れると今まで隠されてた物が現れるって錯覚しちゃうんですけど
    考えてみれば 元々そこにある物なんですよね

    霧の中で思い出が溶けていく って感覚がすごいです
    独りぼっちになって昇華したんですかね?