兵藤さんのメルマガより都民ファーストの正体
1 金のなる木としての福島第1原発
2 自民党惨敗? 「都民ファースト」圧勝?
3 選挙最終日に露出したもの
4 自民党延命装置としての「都民ファースト」
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1 金のなる木としての福島第1原発
日本は1%によって国富が食い物にされている堕落国家、
腐敗国家である。
そうなった最大の理由は、日本の1%が対米隷属を戦略
にして、米国に国富を献上し続け、見返りに利権を獲得
するという、歴史上、かつてない堕落政治、腐敗政治が
行われているからである。
実質的な植民地の維持をネイティブの1%がやっている
わけで、99%は奴隷を深化させてきた。
犬HKを筆頭にメディアがこの暗黒のカラクリを隠し続け
るのは、この国のメディア自体が1%であり、1%の広報
を務めているからだ。
最近もこんなことがあった。
「巨額の税金を投じた福島第一原発の「凍土遮水壁」。
その効果を説明する東京電力に原子力規制委員が激怒し
ている。
原子力規制委・更田委員長代理「(東京電力は)人を欺
こうとしているとしか思えない。
ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。
陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」「そんな説明が後か
ら後から出てくるような図を描く限り、東京電力はいつ
までたっても信用されませんよ」
メルトダウンした原子炉建屋に流れ込み汚染水となって
しまう地下水は、主に周辺に増設した井戸でくみ上げて
減らしているのが実態。
しかし東電は28日、あたかも主に凍土遮水壁の効果で流
入が減ったかのような説明をし、原子力規制委員会の更
田委員長代理が激しく怒った。
東電は近く、遮水壁の凍結作業を完了する予定だが、
350億円の国費を投入し期待した効果があったのか、検
証する必要がある」(「東電説明に「ウソだもん、こ
れ」規制委激怒」(6月28日))
http://bit.ly/2tvPsyT
(引用終わり)
いかに日本が米国にいわれるままのエネルギー政策を実
行し、しかもそこから1%が利権を得ているかの象徴が
ここにも顕れている。
凍土壁が採用された時点で、わたしはメルマガやツイッ
ター、ブログで、失敗することを指摘してきた。
たとえば2013年9月2日のメルマガ「429基の原発が人類
を滅ぼす」(『兵頭正俊の優しさ出前』)では、凍土壁
についてこう書いた。
「茂木敏充経済産業相は、東電の広瀬直己社長を呼び、
汚染水の対処方法について、「凍土方式」でやるように
指示した。
この「凍土方式」による遮水壁は、対策委で大手ゼネコ
ンの鹿島が提案したものである。
知られているように鹿島は、日本に原発を導入した中曽
根康弘とは縁戚関係にある。
広瀬は凍土壁設置コストの見通しは不明だと語ったが、
公表をはばかるほど巨大な額なのだろう。
ミソは、一旦造ってそれでおしまいというものではなく、
地下水が流入する限り、ほぼ永遠に膨大な電気を使って
地を凍らせ続けなければならないということだ。
鹿島はこれで安泰である。
しかも成功するかどうかは、やってみなければわからな
いという。
失敗するに決まっているではないか」
(引用終わり)
もっとも成功の見込みのない、延々と税金を食いつぶせ
る工法が選択され、それが凍土壁だったというわけだ。
東電や鹿島にとっては、税金で作られる凍土壁が一度で
成功してもらっては困るのである。
なるべく時間をかけて作り、失敗し、修理し、メンテナ
ンスが頻繁に必要であり、金の成る木、金食い虫の工法
が選択されたのである。
土建業者のなかからは数分の1のコストで水を止められ
るとする指摘も出ている。
トンネル工事の水の問題と比較すると、福島第1原発の
水の問題は、まったくたいしたことではないのだ。
原子力規制委の更田委員長代理が「(東京電力は)人を
欺こうとしているとしか思えない。
ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。
陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」と東電に原子力規制
委員が怒って見せたところで、この茶番劇は延々と続く
だろう。
4 自民党延命装置としての「都民ファースト」
『週刊現代』はこうも書いていた。
「動きがまったく伝わってこないのが安倍晋三総理であ
る。
総理はこれまで、小池人気を苦々しく眺めながらも、直
接的に攻撃的な態度を示すことは控えてきた。
小池支持者からの反発を受けるのを防ぐためだが、この
都議選の状況を受けて、いよいよ「もう関わるのはヤメ
だ」とばかりに、知らん顔を決め込んでいる。
「告示前の最後の週末となる6月17〜18日には、安倍総
理が候補の応援に駆けつけると言われていましたが、蓋
を開けてみればまったく姿を現さない。
昨年の都知事選でも、自民推薦の増田寛也氏が負けるこ
とがわかると全然応援に来なかった」(都連幹部談 注
: 兵頭)」
(引用終わり)
勝つときだけ顔を出し、負けるときは引っ込み、人のせ
いにする。
これはリーダーの器ではない。
にじむ小物観はどうしようもない。
これまで述べてきたように、今回の都知事選は、安倍政
治を認めるか否かの選挙である。
その点、都民はよほどしっかりしなければならない。
いったい「都民ファースト」とは何なのか。
都議選ではほんとうに与党が惨敗し、野党が勝ったのか。
この本質的な問いに迫ることにする。
「都民ファースト」予定候補の出身政党別の割合は以下
の通りである。
(1)公明党 31%
(2)希望の塾 24%
(3)民進党 20%
(4)自民党 14%
(5)元みんな 4%
(6)無所属 4%
(7)維新の会 2%
(8)ネット 1%(『選挙ドットコム』)
http://bit.ly/2uwZRYr
なんだ、これは、と思った方が多いだろう。
要は、この選挙で落選しそうな都議たちが、小池人気に
あやかり、延命を図った打算の集合体が「都民ファース
ト」なのである。
主義や主張はどうでもいいわけで、都議として飯を食っ
ていくことが最優先されたわけだ。
このことは、次の衆議院選挙を考えるうえでとても示唆
的である。
小池百合子の自民党籍はまだ残っている。
このことが象徴しているように、自民党は、長期低落傾
向を、自民党補完勢力を作ることで政権を維持しようと
している。
それが公明党であり、維新であり、「都民ファースト」、
自民や民進などからの離党組なのだ。
かれらはけっして野党ではないのである。
だから、自民党惨敗と諸手を挙げて単純に喜ぶ状況では
ないのだ。
自民党のしたたかさといおうか、小池百合子の罪深さと
いおうか。
ただ、わかってしまえば対策が打てる。
日本の政界には偽物の野党が存在する。
それを見破れない国民が存在する。
深刻な状況で、裏切り者を輩出する民族的遺伝子がある。
これらを噛みしめて、さらに先に歩いて行こう。
ジャッカル北上
2017/07/04 21:35:33
(✿´ ꒳ ` ) わたしも何か 利権にありつきた~い♡