言葉と映像。

　刺激を受けやすいのは言葉か映像か、どちらなのだろう。私の場合は映像である。個人によって違いがあるのだろうが、言葉に触発されて、脳に映像が浮かんでくると興奮してくる場合がある。楽しい映像が浮かぶのであればいいが、苦痛を呼び込む連想であれば、精神的に重い負担になってくる。なるべく愉快で楽しい映像を思い浮かべられるようにしていきたい。

　人の嫌がることを平気で言う奴もいる。なんで角（かど）のたつことを、わざわざ言うのかと不愉快になることもあるが、世の中には、いろんな人がいるから、フザケルのを面白がっている人もいる。何が面白いのか、他人の嫌がることをして、とウンザリする場合がある。競争意識が高じると、妬み、やっかみが出てくる。それに迷惑をかけることに何とも感じていない人もいる。

　短い人生。少しの時間でも楽しく生きることを模索していくのが大切である。それでは、みんなの意見が100%同じものかと言えば、決してそうではない。世論調査というのがあるが、一つの事柄にしても必ず賛成、反対、分からないの意見で三分されている。イエスかノーか、二者択一を迫られると即答できる人、そうでない人に分かれてしまう。調査は意見の比率を見ている。反対と賛成、態度保留の三分比率を調べている。この方法がいいのかどうかも問題であろう。ただ、意見や感情は言葉や映像で大きく影響され、世論の比率に微妙な変化をもたらす。家族内の意見も、世論であるが、案外に軽視している面もある。親の意見、この意見、親戚の意見、ジジババの意見など身辺の意見も世論である。難しい限りだ！