最も危険なゲーム

ゲーム

game、という英単語には、色々な意味があります。

日本では「ゲーム」といえば、ネットゲームやゲーム機でやるゲーム(コンシューマゲーム)を連想する人がほとんどで、
碁や将棋、チェス、バックギャモンといった盤ゲームすら思い浮かべる人が稀です。

しかし、英文学でgameといえば、たいていは、狩猟における獲物の事を意味します。

さて、表題の『最も危険なゲーム』とは、アイルランドの作家ギャビン・ライアルの名作です。
このゲームも、狩猟におけるゲーム、獲物をさします。

で、何かというと、ホッキョクグマだというんですね。
そう。白くま。あれです!
がおー。
なんとなくふかふかしていてユーモラスで人にもよってくる。
アラスカなどでは、ホッキョクグマ観察ツアーがあります!(行きたい!)

しかし、熊です。
熊のなかで一番でかいのです(まあ、わかっている限り。実はもっとでかい熊がアリューシャン列島にいるという噂があります。まあUMAなんですけどね)。

羆だって一撃で人間を殺してしまうのですから、
ホッキョクグマだったら……。うん、確かに最も危険かもしれない。

ふかふかなのも見かけだけ。
熊の毛皮はかなりばりばりです。
(ちなみに、白く見えますが、実はあの毛は透明で、光ファイバー的な機能があるんだそうですよ)。

だけど、作品中ではこのタイトルには仕掛けがあって、
ホッキョクグマ以上に危険な獲物が……。
何か歯ネタバレになるから書きませんが、全編ドキドキの冒険小説です。

私はライアルの作品でいうと、Midnight Plus One『深夜プラス1』の次に好きです。

  • 翔(うさぎ)

    翔(うさぎ)

    2017/09/01 13:53:47

    >木古里師匠さん
    さすが!
    確かに王様ゲームも怖い!
    何を命令されるかわかりませんもんねー。

  • 木古里師匠

    木古里師匠

    2017/09/01 12:49:56

    僕にとって最も危険なゲームといえば
    そう…王様ゲーム!
    合コンで王様がキスを指定したとき
    僕とカワイイ女の子が当たり
    ラッキーかと思いきや
    女の子の嫌がりようは尋常ではなく
    実行するのに結構な時間がかかります。
    なぜでしょうね…
    コッチはクチビル舐めて
    ツヤ良くして準備できてるんですけどね…。