小説あらすじ「平行世界 本編第1話」
前回に書いてからいつの間にか数か月・・・
何だか本当にあっていう間に感じてしまう今日この頃。
思い出したように創作小説『平行世界シリーズ』のあらすじを載せます。
こんな風に続いていくのかーと流し読みしてもらえたらと思います。
第1章ソハコサ国の勇者
魔導の国ソハコサに隣国ヤナンテトシムから魔導士派遣の依頼が届いた。
ひとつの町が突然消えたという現象を調べてほしいと何人かの魔道士が派遣されたが、皆行方が分らなくなるので、事件を解決するために必要な者を呼び出すという、召喚魔導を魔導師の称号を持つエカーチェフは行い、現れたのは17歳の女子高生・妙子だった。
彼女を連れて問題の土地へと足を踏み込むエカーチェフだったが、立ち寄った温泉町で怪物と遭遇。しかし、妙子は何の能力も持たないただの女の子で、エカーチェフが魔導と剣術で退けた。
消えた町へ到着して周囲を調べていると白い珠が落ちていた。それに触れた瞬間、別空間へと転移してしまった。そこは消えてしまったという町。
そこで妙子はクベルと名乗る少年と出会い町の様子を見るが、自分たちで解決しようとしない町人に苛立ちを隠せない。
エカーチェフは町中を調べ、町が消えた理由が何者かが行った召喚魔導の試術で、温泉町で会った怪物が召喚された者であることを突き止め、返還魔導を行い町の消失事件を解決に導いた。
勇者として召喚された妙子は役目が終わったとばかりエカーチェフに告げる。
本当の勇者はあなたでしょ?と。何の力もない自分が呼び出されたのも表立って行動できない彼の存在を隠すためのもの。
若くして魔導士の最高位である魔導師になったエカーチェフだが、おとなしくおっとりとした人畜無害な性格を演じていたのを妙子は見抜いていたのだった。
ソハコサに戻ったエカーチェフは町の消失の原因と結果を簡単に報告して、すぐ妙子の返還魔導の準備をした。
ヤナンテトシム国が魔導を使って何かしようとしている気配はあるものの、はっきりした証拠がないため、報告はしなかった。気になることも多々あるので、これからちょっと調べてみようと決意する。
「あなたは私にとっては勇者でしたよ」
と、エカーチェフは彼女を見送り、妙子に本当の名エイーナ=テニトラニスを教えた。
本編の第1話
この分は小説を公開している分です。
間をおかずに本編第2話のあらすじを載せたいと思います。