ごま塩ニシン

脳活日誌934号

日記

   危機一髪だった。
 今朝は肝を冷やした。ピーピーと電子音が鳴った。どこからの音なのか、とっさに判断できなかった。ガスの不燃焼かと思って、コンロの湯沸かし(象のような鼻の長いサモワールタイプ)を持ち上げた。すると軽いのだ。水を入れずに点火していたらしい。過熱して、ガスコンロが警告音を発したことが分かった。空焚きである。イヤービックリした。ここまでボケてきたか。慌てて、水道の蛇口へもっていって、水を入れたら、ジャージャーとすごい水滴の跳ねる音がした。ガスコンロは過熱感知器の付いたものに変えておいてよかった。もし、古いタイプのコンロならば、大変な事態になっていただろう。湯沸かしの底が、加熱で真っ赤になっていただろう。

 昔、賃貸の事務所を借りていた時に炊事場は共同であった。ガスコンロにヤカンをかけて、沸騰するまで時間があるから、事務所に戻った。そこへ電話がかかり、これが常連のお得意さんで、つい長話になって、ガスコンロのことを忘れていた。話しが終わって、喉が渇いたのでお茶でも飲みたいと思って、ヤカンのことを思い出したのである。共同の炊事場へ飛んでい行った。ヤカンの底は真っ赤に焼けていた。素手で掴めないほどヤカンは赤くなっていた。ジュジュジュンと水をかけたが、ヤカンは変形してしまった。ガス爆発しなくて本当によかった。人生、運の有無をいうが、私はこんなところで自分の運を使い果たしているのかもしれないと思うようになったのも事実である。無地だった。このことに感謝である。実はこうしたことを2回も経験しているのである。無事で何よりだったが、バカといいたい。

 これ以来のコンロ事件である。今回は自動警報装置に助けられた。機械が守ってくれたのである。科学技術に感謝するしかない。人間の能力も頼りなくなったものである。呆れるばかりである。機械が優秀になって、人間がバカになっていって、これからの未来はどうなるのだろうか。AIに支配されるようになるのだろうか。機械が機械を修復する時代が来るかもしれない。飛行機の部品落下事件、これもそうである。人間では発見できないならば、機械に頼るしかない。経験や勘では安全は保障されない。将来は人智と機械知の比べ合いになるかもしれない。

  • みき

    みき

    2017/10/01 10:52:47

    ごま塩ニシンさん、おはようございます。

    よかったです、大事にならなくて。

    以前、新潟にお仕事で住んでいたこと、お話したことがあったと思いますけれど、そこでのアパート、学生さんも入居するっていうことで、ガスは10分で自動的に切れるように設定されていました。
    たしかに安全ではあるのですけれど、これはこれで、パスタとか茹でるときに何回も点火し直すことになるので不便でした。

    う~ん、でも、まあ、この方がいいのかな?

  • くろまめ

    くろまめ

    2017/10/01 08:40:48

    おはようございます。
    私もやかんに火をかけてその間に
    雑用をして忘れたことが何度かあります。
    幸いうちは子供が多いので子供が気付いてくれるのですが…
    まだガス警報器のお世話にはなったことありませんが
    気を付けたいですね。

    昨日は朝から晴天でしたが
    夕方だけ雨が降りました。その後はまた晴れましたが…
    晴れが続かぬ新潟はちょっと変なお天気でした。