秋は行事や祭りが・・・。
　予約しておいた本が準備ができたと、図書館から連絡が入ったので出かけました。今日は采女神社の祭りがあった日で、興福寺の五十二段の石段を降ると猿沢池に船が浮かべられていた。観光客や地元の人が乗船していた。下から眺めると背景に五重塔があって古都の雰囲気が盛り上がっていた。京都とは違った風景であった。外国からの観光客も多く、有名になった地元のうどん屋の前には長い行列ができていた。最近ではコロッケ屋の前にも行列ができて、外国の旅行者がコロッケを道端で食べている風景を見かけるようになった。いいことである。地元の人と旅行者が会話できるような雰囲気ができてくれば、楽しいではないか。

　10月は総選挙ということで憲法論議が喧しくなるだろう。平和憲法とか自主憲法とか言われるけれども、憲法の精神は何よりも『人間憲法』でないといけないと思っている。戦争がどうのこうのというより、まず、人間生活から考えた憲法であって欲しい。どうすれば、負担の少ない、より人間的な生活ができるか、このことを基本に考えた憲法であって欲しい。ＧＨＱに押し付けられた云々ではなく、豊かな人間生活をするには、どのような社会制度がいいのか、原点に返って考えて欲しい。私は父親を先の戦争で亡くしているので、人間が生きる根本的な理念を考えて欲しいと思っている。ましてや、政治の道具に憲法を振りかざすと言うようなことはしてほしくない。

　夕食の手伝いがあるので今日はここまでです。