今回のテーマは、得意なトランプのゲームについて
得意なトランプのゲーム。
このテーマでなぜ、カテゴリが美容と健康。トランプって、美容や健康に何か効果あったっけ?
なぞが深まるばかりなんですが。前にも同じテーマで書いたなー、とか思いつつ。
得意というか、好きだったのが、神経衰弱ですかね。
なぜあんなに楽しいと感じることができたのか、今でも不思議なんですが。裏返したカードを合わせていくだけの、あのゲーム。
単純なんですが、でも楽しい。子供心にワクワクしました。
今回、このテーマで文章を書くにあたり、トランプの歴史とかちょっと、ウィキで調べました。
日本の普通にあるトランプが、現在の形になったのは、意外と最近だった。
16世紀にボルトガルから伝わったのですが、それから独自にいろいろと発展していったみたいです。
天正かるた、うんすんかるた。そこから発展して花札。
もともと、上流階級の女の子の結婚道具に、貝合わせがあったのですが。それがかるたの影響を受けて絵札状態になって、百人一首の札になっていったり。
神経衰弱も、花札とか百人一首の影響からできたゲームかもしれないなあ。このゲームがいつごろ出来たのか、とか、ちょっと調べてみたけどわかりませんでした。でも、貝合わせをそのまんま、トランプのゲームにした感じに近いので。それほど昔にできたゲームではないのかも。
日本では52枚が常識だけれど、イタリアでは40枚が普通。とか。ロシアでは36枚らしい。
ヨーロッパでも、枚数が違うことがしばしば。32枚や36枚が普通らしいよ。
絵札も、フランスでは、全員、歴史上の人物の名前がついてるとかね。ちょっと面白かった。でもどんな基準でこの王様や女王様を選んだのか、なぞ。
ハートのキングがカール大帝。クローバーのジャックが湖の騎士ランスロット。
そういう伝承とか伝説でそろえているのかと思えば、ちがうし。当時の民衆に人気のあった、王様や女王様の名前をとりあえず、そろえてみましたみたいな感じ?
なのかな?
とりあえず、フランスのトランプの王様たちの名前。版によって、ハートやスペードが入れ替わってたりするみたいですが。
王(ロワ) ダヴィデ、アレキサンダー、カエサル、カール大帝
女王(ダアム) パラス、ユディト、ラケル、アルジーヌ
侍者(ヴァレ) ヘクトル、ラ・イル、オジェ、ランスロ
ダヴィデ … 聖書に出てくる有名な王様。
アレキサンダー … アニメFateの影響で、今はイスカンダルの名前で有名かなあ。世界制覇を、もうちょっとで成し遂げそうだった王さま。
カエサル … ジュリアス・シーザー。それまで巻物だった本を、現在の形にしたのが彼だとか。
カール大帝 … シャルルマーニュ。世界史で習ったお名前です。フランスだものね。
パラス … 二説あるらしい。ギリシャ神話のパラス・アテナ(知恵と戦いの女神)か、海の神トリトンの娘か、どちらか。
ユディト … 旧約聖書外典に出てくる女傑。美貌を武器に単身、敵の将軍のところに乗り込んで首を取ったという。ちょっとヤマトタケルを思い出す。
ラケル … 旧約聖書に出てくる女性。レアという姉がいて、二人ともヤコブの妻となった。日本のイワナガヒメとコノハナサクヤヒメの話に少し、似ています。子供がなかなか生まれないのに、夫であるヤコブからは愛されたため、家庭内の争いごとがすごかったみたいです。
アルジーヌ … ラテン語で女王。特に誰とは指定されていませんが、たぶん、その時代時代において、民衆がイメージする女王様がいたと思われます。
ラ・イル … エティエンヌ・ド・ヴィニョル。ジャンヌ・ダルクの戦友。ラ・イルとは、古いフランス語で、かんしゃくもち。幼いころから戦いと略奪にあけくれ、傭兵隊の司令長官みたいな役割もしていた。戦果はものすごかったのだが、基本的に傭兵な感覚が最後まで抜けなかったみたいで、略奪もものすごくやってたようです。でもいちおう、英雄。
エクトール … トロイア戦争に出てくるヘクトル。弟のやらかしたことの責任を取らされる形で戦って死亡。気の毒すぎる英雄でした。
オジェ … オジェ・ル・ダノワ。ホルガー・ダンスク(デンマーク読み)とか、オジーア・ザ・ダンとか(英語読み)。カール大帝の騎士。伝説上の英雄で、短剣コルタナを所持していた。アーサー王伝説にも書き加えられている。カール大帝とはいざこざがあって、重んじられたり追放されたり。デンマークでは地元の英雄ということになっている。
ランスロ … 湖の騎士ランスロット。フランス語読みではランスロになるらしい。中世騎士物語で有名になりました。アーサー王の得がたい友人でありながら、王妃グィネヴィアとの不倫騒動その他ののち、王と対立。親友ガウェインと殺し合いをする羽目に。最終的に敬愛する王の最後に間に合わず、修道院に入ってしまった。この人もいろいろと気の毒な人です。