ハロウィンというのはケルト民族の祭りだと聞いたことがある
ケルトの渦巻き文様や繰り返す旋律に惹きこまれる
こんこんと湧き出る泉の音に
ケルトの水の女神が歌を歌っている
幻聴が重なる

渦巻き文様は日本列島の太古・縄文模様と重なり
地球を取り巻く様々な渦巻き文様へと広がり
水が渦巻き、風が渦巻き、
地球の軌道が宇宙空間に渦巻き文様を描いていく

ハロウィンといえば
かぼちゃと蝙蝠がつきものだが
今回は蝙蝠の住む洞窟をイメージしてお部屋改装をしてみた

古代の洞窟は自然葬送の場であり
輪廻再生への道の始まりの場でもある
古代の葬送方法のひとつが洞窟であったことは
世界の遺跡に見ることだが
イザナミ・イザナギの黄泉の国の物語に表現されるのも洞窟であり
日本では「アオガシマ」「アオシマ」「アオ」などと呼ばれる
地図帳を見ながら
「アオ」という古代語が生きている地名を見ると
その場に立ってみたくなる

蝙蝠は暗い闇の道のガイドとなって
生と死の輪廻の渦巻きのなかで寄り添うのだろう