【お話】あなたの心に小さな力を
お茶をどうぞ。このはちみつには、花の香りと日の光を漬け込んであるんだよ。あなたの心に力をあげる
もらったステキコーデ♪:7
こんにちは。どうしたの?
迷っちゃったのかな。少し、ここで休んでおいでよ。
何をしているのかって?
花の香りと日の光を、集めてはちみつに漬け込んでいるんだ。
今日は良い天気だから、日の光がきれいに集まるよ。
これをどうするかって?
心と体がこごえきって、太陽の暖かさを忘れてしまうときに、
何もかもが灰色に見えて、思い出がどこにあるのかわからなくなったときに。
このはちみつを、ひとさじ。
そのままなめても良いし、お茶に入れても良いんだ。
今日という日の、あたたかくて力強い太陽の輝きと、
花々の、大丈夫だよって歌う、やさしい香りが。
その人の中にある、思い出に力を与えて、
命の火を、蘇らせるのさ。
小さな魔法だよ。
これが持っているのは、ただのきっかけ。小さな火花でしかない。
でも、大切な魔法なんだ。
あなたも、ちょっとお疲れ気味みたいだね。
待ってて。いま、お茶を入れてあげる。それから、このはちみつを、ひとたらし。
遠慮しないで。さあ、飲んでみて?
***
フラワーレメディというのがあります。
東洋には、鍼治療とか、気、とか、漢方薬の考え方とか、ありますが。
「中庸」という考え方があって。体や心のバランスを取る、という発想になっています。
異常が出るのは、バランスが崩れてしまっているから。だから、「中庸」の状態に、心や体を戻していく。
フラワーレメディは、そういう考え方の、西洋版という感じです。
花のエネルギーと日光を、水に転写して、それを使う。
分析しても、薬効成分などは出てきませんが、でも、それを使うと、効果があるという。
日本では、動物病院などで、使われていたりします。
末期の病気でつらくて痛くて、でも人間のようにしゃべれないから、耐えているしかない、犬や猫に、
レメディを混ぜた砂糖玉をちょっと食べさせてあげると、
なぜか、とても、リラックスして。落ち着いて最後を迎えることができるとのことでした。
わたし自身、ひどい風邪をひき込んで、しかも仕事をクビになって、精神状態がどん底になっちゃった時に、
レメディを試しになめてみたところ、
なぜか、体に、かっ、と熱が走り。
身体がしんどいのは変わらないのですが、しゃんとした。という経験があります。
その後、レメディについていろいろ試してみましたが、
健康な人には、何にもない。
でも、体や心のバランスが崩れて、弱っている人には、ほんのひとしずくで、バランスを整える方向に、うながしてくれる。
どうも、そういう働きをするのだなと。
うちの犬が病気で死んでしまう時にも、動物用のレメディを取り寄せて、飲ませていました。
穏やかな音楽をかけて、体をふいてあげて、レメディをちょっと飲ませて。
それでずいぶんと、落ち着いていたみたいでした。
わたしが外出中に死んでしまい、母が一人で看取ったのですが、
穏やかな最期だったとのことです。
ちょっと思い出したので、この話を書いてみました。