【お話】冬の精霊
きらきら光る、雪と氷。星の光の宿る水晶。ぼくたち冬の精霊が、そのきらめきを運んでいるんだ
もらったステキコーデ♪：13
雪の中には、星のきらめきが宿る。
氷の中には、一瞬の永遠が凝（こご）る。
水晶は、大地に育てられ、
静寂の中に、幾千万の時を歌う。
その歌にこめられる、夢の力は、
多くの命が終焉を迎える、
冬という季節があってこそ、研ぎ澄まされる。
厳しい寒さの中で、
余計なものはそぎ落とされ、
光はより鮮明に、きらめきは鋭さを増して、
静かに、静かに、醸（かも）されゆく。
そうした光を届け、
時の歌を集めて凝らせるのは、
冬より生まれ、
世界をめぐる、われらの役目。
聞くが良い。
静寂より響く、永劫の音楽を。
とがり、光り、厚みを増して、
奏でられる、深遠なる終焉の連なりを。
邪魔するものは、許さない。
生あるものよ。
黙して敬意を払い、退け。
しかして聞け。
われらは、来た。
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少年っぽい感じにコーデしたかった。
お話がやっとつけられたよ。
もっとメルヘンチックな話にしたかったんだけど、こうなった。
