滑稽である、ということ
笑う門には福来たる、という言葉があります。
先年、アメリカで発表された医学的なリポートに、
「笑う」という行為が、人間の免疫力を高める、というものがありました~。
つまり、笑う事は人間の健康にとって良い事ですし、
それは結果的に福につながるわけですね。
さて、では日本の歴史上、もっとも古い滑稽な出来事とはなにか。
それは、天照大神が天岩戸に閉じこもった時に、行われたものです。
滑稽な踊りを天鈿女命が踊って、これを見た神々が大笑いをした。
何が面白いのかと、天照大神が岩戸をあけてのぞいてくれればという作戦です。
この時の、天鈿女命がどんな踊りをしたのかというと、
え~と……。
実はかなりエロティックなもの、だったらしいんです。
あるいは、半ばストリップショーのようなものであったと。
今では流行らないと思いますし流行っててほしくないんですが、
昭和のお笑いネタな酒席芸に、裸踊り……というのがありました。
これは忘年会などの宴席が「男だけである」事を前提にしていたと思いますが、
踊り手が素っ裸になり、秘処を両手にもったお盆でひょい、ひょい、と拡しながら滑稽な身振りをするんです。
左右のお盆が入れ替わる時に、見えてはいけないものがちらっと見える。
だから可笑しいというわけです。
( ↑ 思えば昭和のサラリーマンって大変だったんですね…… ↑ )
どうも、日本の「滑稽」というものには、こういう「見えちゃいけないものをチラ見えさせる」ものが多いようです。
これには、性器信仰も大きく関わっているのではないかと思われます。
日本に限った事ではないですが、性器は豊穣に結びつけて考えられます。
なので、性器を露出する事は、豊穣をまねく仕草であるわけです。
ということは、そこで「笑い」が関連するのは、
豊穣と「笑い」がやはり結びついているのでしょう。
笑う門には福来たる。
翔(うさぎ)
2017/12/30 17:04:55
>グラマラスGTOさん
へえ~、これを芸にして売ってる芸人(?)さんがいるんですか~。
それは知りませんでした。
私の知ってる、いわゆる裸踊りって、まさにそれ、酒席の余興。
それも、男ばかりの宴席での余興としてしか知らなかったです。
あくまで閉じた空間でするから笑えるのでしょうし、
公共の電波に乗せるのは、いかがなものかですねえ。
その「滑稽さ」は使い方を間違っているように思います。
グラマラスGTO
2017/12/30 12:53:03
これって正にアキラ100%の事だと思いますが、私はどうもこれを好きにはなれません。1度・2度ならいいけど3度目は笑えないんです。この芸??はサラリーマンの宴会芸や余興です。この人を歌丸師匠じゃないけど芸人とは思いたくないです。宴会や余興でやるのは一向に構わないのですが公の電波でこれをしょっちゅう見せられると・・・う~ん?何だろう?って感じるのです。決して裸芸を否定しているわけではないです。小島よしおや今問題になっているとにかく明るい安村とは全然違うと思うのです。こう思うのは私だけでしょうね???