ときどき旅に出るカフェ
最近読んだ本は近藤史恵の「ときどき旅に出るカフェ」
その後にも読んだ本があるけれど、次に読んだ本を読み終わるころには
先に読んだ本の内容が消されてしまうものが多い。
その中で、この「ときどき旅に出るカフェ」はまだ印象に残っている。
いつも歩いている道や、ちょっと違う道を通った時に
「こんなところに喫茶店あったっけ?!」と、ふっと気付くことがある。
この物語も、そんな感じで主人公が見つけて立ち寄ったところから展開していく。
その小さな喫茶店では、店主が実際に海外に行って食したものを再現して
提供している。 その食べ物にまつわる話も面白い。
すべて実在する物なら、食べたり飲んだりしてみたいと思った。
よく海外旅行に行く人は、
「そうそう、あった。 美味しかったな」
と、懐かしく思い出すかもしれない。
店主が主人公の元同僚で6ヵ月働いただけで、急に退職した女性だったり、
まったく同じメニューを提供する喫茶店が近くにオープンしたり
「なぜ?」
と、思わせるミステリー要素もあって楽しめる。
短編なので、ちょっとした空き時間でサクッと読むと
美味しい本でした。
うとうと
2018/01/19 12:17:42
ねこっとさん
いつもコメありがとうございます。
「喫茶店」という言葉が付くと、つい手に取ってしまう習性があるようです。^^;
ねこっと
2018/01/18 22:24:03
ほう。
ちょっと面白そうですね。
タイトルもなんか、いい感じです。