今年は感想を書く訓練なのだ

吉春

自分の思った事、感じたままを人に伝える事って実は難しい。「なにそんなんで感動するわけ?」って事が往々にして起こりうるからだ。

『陽はまた昇る』 (2002)

映画

◆概要
ジャパン・アズ・ナンバーワンと評された高度成長時代にあった、技術開発戦争のお話である。
世界のソニーが開発した家庭用ビデオ録画機ベータマックスを退けて
世界標準となったVHSを開発した男たちの物語なのだ。
NHKの番組「プロジェクロX」でも取り挙げられたので多くの人に知れ渡った。

◆感想(ネタばれあり)
雑学であるが、任天堂ファミリーコンピュータのカセットの箱の大きさがVHSのカセットとサイズが同じだった。
後発の任天堂がカセットの保存用に当時売られていた、VHSの収納ラックの流用を意識したためと言う。
それほど瞬く間にVHSは世界に普及していったのだ。
さて、カセットデッキの普及に役立ったのは、
いま時分の殿方の、その要求を満たすためにインターネットが普及した、と言わしめたのと同じ理由である。
寝る間も惜しんでVHSを開発したオジサンたちは定年を迎えているが、その子達はサービス残業にあえいでいる。
この差はいったい何なのであろう、これらの夢を目いっぱい追いかけての残業。
かたや、夢も希望もなく、ただ今日を生きるために精一杯である。
何の不自由もない環境を築き上げて来たはずが、自分たちの仕事を奪い時間当たりの報酬を極限まで下げた。
しかし、いまの日本でも少なからず世界をリードする記述革新に、まい進する戦士たちがいるはずだ。いてほしい。
そんな映画でした。

  • 吉春

    吉春

    2018/01/24 22:29:44

    ❀Lily❀さんコメントありがとう
    確かにベータは世界を制しました
    ただしオタク世界の制覇を!!
    (録画時間以外の性能は高かった)




  • ❀Lily❀

    ❀Lily❀

    2018/01/24 22:23:18

    videoデッキを買うとき、ベータ―かVHSか迷ったんです。
    でも、オーディオ大好きな従兄が、絶対ベータ―だって!
    これからはベータ―が世界を制するなんて、大げさなことを言うから
    ベータ―を買っちゃったんですよねw
    結果は・・・・・・( ゚Д゚)