セカンド

黒い雪

小説/詩

壊れた市松模様のように
屋根に残っている雪

見ると
わずかに呼吸をしているかのよう

そこには車窓からの景色を見ながら
立って電車の揺れを楽しんでいる私がいた


ドアから離れ
やさしく日の差している座席に腰を下ろした

目をつぶると
急に別の世界が広がった


夢は希望は愛は
何処へ行ってしまったのだろう

電車の心地よいリズミカルな揺れが
ふいに重くぬったりとなり私を座席に縛り付けた


突然あの白い雪は
何処かへ行ってしまった

車窓に流れていくのは
まだら模様の

黒い
雪だ



どうも明るい詩が書けないですね~
書くと暗っぽくなる

灯りをつけて寝ると明るくなるのかな?












#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2018/02/02 20:43:34

    £ゆうな様

    手を伸ばせば届く距離にいつもある
    それが夢で希望で愛であると思っています

    捕まえるのは
    自分自身

    感じるのも
    自分自身

    心の加減・・・
    その通りだと思います^^

  • £ゆうな

    £ゆうな

    2018/02/02 16:41:56

    夢も希望も愛も
    何処へも行っていないのですよ。

    きっと
    屋根に残っていた白い雪が
    心の加減で黒い雪になったように

    きっと心の加減で
    夢も希望も愛もそこに在ることを実感するでしょう^^

  • セカンド

    セカンド

    2018/02/01 02:33:46

    えのころ様

    月食はファンタスティック!

    最初は外で
    寒いので二階の部屋で寝転んで観ました

    皆既中、赤銅色の月は平面的でなく
    立体的に球に浮いて見えました?

    車窓の景色も全体が流れているようで
    突然「点」になってしまう事が・・・

    「自分と電車だけが動いている錯覚」
    例え満員電車でも自分だけの世界に一人入り込む

    そんな感覚なのかも知れませんね
    黒い雪は目をつぶった心の中で見えたのですから・・・

  • えのころ

    えのころ

    2018/02/01 00:54:50

    少し小高い所を走る路線の車窓から眺める風景…
    沢山の人がいるのに自分と電車だけが動いている錯覚…
    詩を読みながら浮かんだ景色はとても趣き深かったです。(*^^*)

  • セカンド

    セカンド

    2018/01/31 20:22:25

    吉春様

    黒い雪って
    今の自分の心の中?懺悔の気持ち?

    そんなイメージ・・・
    すすけた自分の気持ちかな?

    友待つ雪
    なるほどです

    明後日あたりに雪が降りそう
    融けずに残っている雪の笑顔が見える様です
    (^-^)

  • 吉春

    吉春

    2018/01/31 17:41:22

    セカンドさん今日は
    黒い雪って、薄汚れた感じがするよね
    それと、辺り一面を埋め尽くしていた雪は、純白で気高い思いのイメージ。

    真白きは
     夢や希望の
      気高さよ

    友待つ雪が
     車窓に揺れる

    「母さん、僕のあの白い雪は、どうしたんでせうね?」
    こんな感じで、少年から大人へなって行く様子が思い浮かびます。
    卒業して田舎へ帰る車窓より見たいな感じ。(イルカ なごり雪?)
    妄想全開でした。
    ※友待つ雪:次に降る雪を待っているかのように、残っている雪だそうです。なごり雪。