ブレイドアンドソウル 龍脈とバグ
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ブレイドアンドソウル 龍脈とバグ
2012年6月30日と言えば今から5.5年前か。
ブレイドアンドソウルは営業開始以来、ダンジョン内における戦闘態勢未解除バグに悩まされ続けてきた。
韓国でサービス開始以来、5.5年間である。
日本ではサービス開始以来、3.8年間
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邪術士の魔霊
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召喚士の猫
ダンジョンで戦っていると、キャラクターが戦闘態勢に移行するが、ブレイドアンドソウルの仕様で戦闘態勢から通常に戻る事は自動的に行われる、と言うよりプレイヤーの操作では戦闘態勢が解除できない。
戦闘態勢のままだと、速く走ったりジャンプするという行動が制限されるし一番の問題は、龍脈というワープができない。
ダンジョン内部は龍脈でしか先に進めないポイントが複数ある。
そこで戦闘態勢解除が行われないと龍脈に乗ることができず、パーティやプレイヤーはダンジョン内部で立ち往生という訳だ。
戦闘態勢が解除されない、というバグは各プレイヤーキャラクターの誰かの戦闘態勢解除がバグで行われない、という現象だろうと推測される。
戦闘態勢未解除バグを回避するにはバックステップや何らかの技を無意味に繰り出すことで、偶然通常の状態に移行する事がある。
そこでプレイヤー達は盛んに戦闘態勢を解除するため、バックステップや特定の技を出す訳だ。
しかし邪術士の魔霊や召喚士の猫といったプレイヤーキャラクター以外が未解除バグで引っかかっている場合もある。
そうなると、邪術士や召喚士ばかりのパーティの場合、未解除バグに遭遇する確率は上がる。
最悪なのはどうやっても未解除バグが直らない場合、パーティ全員で”脱出”という特殊操作をする必要がある。
脱出操作をすると、その後30分程度は再び脱出操作できないので、そうそう脱出ばかりしていられない。
戦闘態勢から通常の状態に戻るのは自動だと言いながら、戦闘態勢解除のタイミングは一定していない。
ダンジョン内では特に戦闘態勢解除までの時間が長い。
戦闘態勢がいつ解除されるか分からない上に、時間がかかる訳だがその時間が一定していない。
すぐ解除する場合もあれば、いつまで経っても解除しない場合もある。
解除に要する時間は極めて不安定なので、そこにゲーム会社の意図があるのだろう。
例えば戦闘態勢解除までの時間を30秒と設定すれば、30秒で必ず解除される。
ところがブレイドアンドソウルでは、その時間が一定ではない上に永遠に解除されないバグもある。
だとすれば解除する、しないをプログラムはランダムで判断している事になる。
0から100までのランダムな数字を発生させて、その数字が”1”の時だけ解除する判断にすれば”1”が出ない限り永遠に戦闘態勢は解除されない事になる訳だ。
要するに戦闘態勢解除のタイミングをランダムにしたため、プレイヤーは必ずダンジョン内で龍脈に乗れずゲームを進められない問題に遭遇する。
パーティが、このバグにぶち当たる確率は極めて高かったのでプレイヤーは「ああ、またか」という訳だ。
だったら、さっさと未解除バグを直せばいい。
ところがゲーム会社は、この極めて大きいバグを5.5年間直せなかった。
直さなかったのかも知れない。
ゲーム会社の怠慢ぶりは異常なレベルだと言わねばなるまい。
もしこれが「金貨が無限に貯まる」「体力が減らない」と言ったプレイヤーに有利なバグだったなら
ゲーム会社は突貫工事で修正しただろう。
戦闘態勢未解除バグが出てもプレイヤーは工夫して、それを回避していたのでゲームが先に進まなくなるという事態は最小限に抑えられていたはずだ。
しかしダンジョン内で先に進めなくなるというトラブルは頻繁に発生していたのだから、プレイヤーにとってテンポが悪いゲーム進行を我慢する必要があった。
だから戦闘態勢未解除バグの修正は優先事項になるべきなのだがゲーム会社は5.5年、これを直せなかった事をプレイヤーは深く考えるべきかもしれない。
ゲーム会社がバグを放置しても金儲けには影響しないと考えていたのなら度し難い経営判断だ。