連続冒険小説 霊験導師わむたん

わむたん

(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

巨神ガンマーワン(10)

日記

ブシューーー

クジラが青空を突き抜けるような噴水を空に噴き上げた。

真鈴は小学校6年生の弟の七海健ことケン坊を連れて海洋博覧会シーコムに来ていた。

シーコムの会場は海の一角を囲ってクジラを放してあった。

「うわー!おおきいなー!」

ケン坊は歓声を上げている。

周りには、ソフトクリームをなめなめの家族連れでいっぱいだ。

「おねえちゃん。あれ、食べたい。」

「こっちへおいで。」

ケン坊の手を引いて、ソフトクリーム屋に向かった。

「どれがいいの?」

「あれがいい!」

ケン坊の指した先には、本日のメイン商品・ジャンボソフトクリームがあった。

「あんな大きいの食べれるの?」

こくりとうなずくケン坊。

巨大なソフトクリームを受け取り噛り付こうとした瞬間、地面がぐらぐら揺れ出した。

「あ、あ~ん。」

ケン坊は悲鳴を上げている。

真鈴が海の方を見ると、クジラの近くに巨大な影が海の底から浮き上がって来た。

海の底に引き込むような真っ黒い物体である。





(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)


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