連続冒険小説 霊験導師わむたん

わむたん

(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

巨神ガンマーワン(12)

自作小説

ビューーーン~ビューーーン~ボコボコ・・・

ブラッククラーケンのクジラの尾ひれをつかんでいる手に向けて、海獣イプシロンツーの口から輪っか型の水の衝撃波が放たれた。その輪っかは次々と海獣イプシロンツーの口から連続で出ている。

これがイプシロンウエーブだ!水の衝撃波が敵にダメージを与え相手を攪乱するのだ!

イプシロンウエーブの攻撃が手に当たり、ブラッククラーケンはクジラを放した。

自由になったクジラは嬉しそうにまた泳ぎ出した。

「おねえちゃん、クジラさんが泳ぎ出した!」

それを見ていたケン坊が歓声を上げた。

しかし、ブラッククラーケンは水中で体を反転させるとイプシロンウエーブを除ける様にジグザグに泳ぎ出した。

ブラッククラーケンの体に連射水中銃の発射口が開いた。

バババババーーーン!!!

水中銃が発射され海獣イプシロンツーの体に無数に当たった。

海獣イプシロンツーが衝撃で体が横に倒れた。

すかさずブラッククラーケンの手が海獣イプシロンツーをつかんだ。

そして海の海底に引きずり込んで行く。

ギャイーーーン!

海獣イプシロンツーが咆哮をあげた。

海の底には巨大な岩石が沈んでいた。

ブラッククラーケンはその岩石に海獣イプシロンツーを叩き付けた。

ドッガンーーーーーン!!!!!

海の底から大爆発音と振動がシーコムの観客達に伝わった。

「おねえちゃん、海獣イプシロンツーがやられちゃったよ!!!」

ケン坊が泣きそうになっている。

その時、地面の底の方から海とは別の巨大な振動音がして来ると地面が割れて物体が出て来た。

「ああ!あれは2体目の別のMM団のロボットだわ!」

真鈴は体がすくんでしまった。





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