2がつ7にち
寒い日が続き、朝起きれない日々が続いてます
はぁ、、早く春来ないかなぁ
さて、今回はこんな記事を
危ないのですねー
http://shindenforest.blog.jp/archives/74100564.html
ベビーパウダーとがん
赤ちゃんによく使うベビーパウダー。
赤ちゃんに使うものなので
体に優しいというイメージです。
でもこんな記事がありました。
「J&Jがベビーパウダーの発がんリスクの裁判で
4億1700万ドル(約460億円)に支払を命じられる。」
ベビーパウダーを女性器に使っていた女性が
パウダーが原因で卵巣がんになったと訴えた裁判の結果です。
米国カリフォルニア州ロサンゼルスの陪審は、
原告の主張を認めて
製薬日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に対して、
同社のベビーパウダー製品の使用が原因で
末期の卵巣がんを患ったとして訴えた女性に
4億1700万ドル(約460億円)を支払うよう命じた
というもの。
原告の女性は、
タルクを原料とするベビーパウダーを
性器周辺の衛生のために長年使用していました。
その後にがんを発症して
調べた結果、
パウダーに発がんリスクをあることを知り
訴えていました。
同じような訴訟では、
米国ミズーリ州セントルイスの陪審でも、
別の原告が勝訴し、
3億700億ドル(約340億円)の賠償を
パウダー製造販売した会社J&Jに命じています。
ベビーパウダーの件では、
製造販売会社が、がんを引き起こす危険性について消費者に警告していなかったとして、
全米で多数の訴訟が起こされています。
ベビーパウダーの主成分でるタルクは
他にも
フェイスパウダーやファンデーションなどのメイク用品の原料としても使用されています。
タルク(マグネシウムシリケート)は、
水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物で、粘土鉱物の一種です。
タルクの有害性は、
過去にアスベストとして知られる有毒物質が含まれていたことから
広く知られるようになりました。
アメリカがん協会のベビーパウダーと卵巣がんの見解は
こちら。
また
この問題についてインサイダー誌は
ここに
しっかりとまとめています。(英語です)
(忙しくて訳す時間がない:ごめんなさい)
今回ロスの陪審が命じた480億円の慰謝料の支払いには
企業に対する多額の懲罰的損害賠償が含まれている金額です。
裁判の結果を左右する研究報告の中には、
タルクを使用する女性は、がんになるリスクが50%高くなるという論文がありました。
他にも
タルクとがんの関連性を指摘した論文は、
卵巣がん患者のうちの75%にタルク分子が見つかっているという1971年の報告や
パウダーを使っていた女性に卵巣ガンが発症するリスクが約30〜60%高いという報告が
多数あるようです。
現在のベビーパウダーの精製技術は進化していますので
昔のベビーパウダーよりも
安全性は高く
がんのリスクは少ないものと思われます。
でも
完全に安全なものであるかどうかについては
証明されていません。
そもそも
超優秀な弁護士をそろえる巨大企業が
一個人の裁判に
次々と敗訴してしまうには
それなりの理由があったのでしょう。
J&Jは
上告するそうですが、
もう原告の女性はがんの末期、
裁判を続けることは不可能な状態です・・。
現在のベビーパウダーには、
パウダーは外用であり、
傷口や目・鼻の周りなど体内に吸い込まれる可能性のある場所への使用は避けるように
と記されるようになりました。
心配な人は
「天花粉(てんかふん)」を使うとよいでしょう。
キカラスウリの根から作られた白いでんぷんです。