脳活日誌1055号
リスクと担保。
危機を想定して保険をかける。火災、地震、旅行などの事故や災害対策。掛け金を担保にしてリスクに備える。これらは普通に行われている。こうした事態以外の戦争とか、外国からの侵略というリスクに対してはどのように対処すればいいのか。これは国民の国防意識に対して課せられる負担である。人的提供としての徴兵制というのがあるが、戦争放棄を標榜する日本には徴兵制はない。その代わり税金で負担する自衛隊がある。他国から侵略されたら困るではないか、国防意識を担保にして自衛隊が増強されていく。しかし、平和であることに越したことはない。戦争にならないようにする外交努力がいるが、シリアの内戦のように一方的に空爆が続いている国も現実にはある。普通、トラブルが発生しなければ、戦争にならない筈である。
何が原因で戦争に巻き込まれていくのか。第一に挙げられるのは国土の境界線である。国境の線引きである。日本も、この問題を抱えている。島国だから国境線は海になるが、海上の線引きは漁業権、海底資源、領海防衛など国の安全保障の観点から国家の重要な生命線になっている。つまり、国家としてのリスクが常にあるわけだ。普段は何もないように思っていても、一方的に攻撃されたり、占拠されないとも限らないのである。だから、平和国家だと言っても、国防意識を持っていなければ、突然に攻め込まれてからでは遅いことになる。日頃からの警戒心が大切である。ただ、国防とは、具体的な物だから、個別に即応できなければならない。これが難しい。そうかといって、銃の打ち方を学校で習う訳にもいかない。こうしたことも課題としてある。未知数なのである。
軍隊は階級組織である。上官の命令で動いていく。この組織上の運営問題もある。いろんな意味で平和が続くことを願いたい。先日、鴻上尚史『不死身の特攻兵』(講談社現代新書)を読んだ。ある意味、考えさせられた。何事も正義とは何かについて常に考えておかないといけないと思った。戦争の犠牲者の慰霊のために世界中を回られた天皇は、どのようなお気持ちを胸に秘められていたのかと思う。
アメショ
2018/02/27 06:21:39
ある種さー
皆が、憧れる「弁護士」「外務省」が、キチンと、機能!してねー気がする。
解りやすく。1つ1つ。
あの稲朋は何よ!。