小学生の頃から三月になるとソワソワして寂しいトラウマが今でも蘇る。
小学四年の年度末にクラスの女の子が転校することになって、みんなで駅までお見送りしました。

席がオレの前の席の子だったので、子供ながらにどこか寂しい気持ちが有ったと思います・・・母親に相談したらお餞別にきれいな透明ケースに入った色鉛筆のセットを買ってくれてそれを当日、窓からに渡しました。「ありがとう」って小さい声の笑顔が忘れられないなぁ・・・

いよいよ電車が動き始めてみんなが一斉に手を振った・・・
その時ホームから「蛍の光」が・・・・
「え？なんでこんな時に・・」と思った瞬間に思いがけず涙がブワ〜〜〜っと・・・
自分で感情が抑えられず、まったく不意な出来事で、自分で恥ずかしくてどうしたら分からなくて帽子で顔を隠して、グチャグチャだったと思う。その後どうやって帰ったか覚えてないし、家に帰っても初めてのできごとにショック状態でした。

それ以来、「お別れ」とか「卒業」とかこの三月には多く聞かれていまでも辛いです。人との別れってこんなに辛いものだと初めて知った日から何も変わっていませんね。