台所でネットをしていると祖母が不機嫌

「おばーさんの言うこと何でちゃんと聞いてくれへんの」とお怒りあそばされ奉っておられるにて候ござる　かしこ。
祖母は色んな事が心配になる度に私に問いかけるが
よくもまぁー次から次へと心配事が思い浮かぶものだ。
心配事で思い悩んだ所で、そうそう冴えたやり方がある訳でもなし。

昔、下水道の排水枡（マス）を毎月検査する契約を結ぼうと、遠方の業者が来たけども
「このマス、何回か水が溢れて大変な事になってますよ」と言うのだけど
台風になれば川や道が雨水で溢れかえることは数年に一度はあるのだから
排水枡（マス）が水没する事もあるだろうよ。
それで排水枡（マス）がゴミ等で埋まってしまったら大変な工事になるから定期メンテナンスの契約を結んだほうが良いと業者は言う。
「契約する事で心配事が一つ減るんですよ」と言うけども契約で発生する固定費の方がよっぽど心配だ。

大体からして心配事の全体数は極めて多い。
放火、火事、地震、水害、停電、水道管の破裂、強盗、自動車事故、賃貸経営の失敗、
詐欺事案、祖母の入院、納税、自身の疾病　など。
対策ができることもあれば出来ないこともある。

そういった心配事が無数にある世の中で排水枡（マス）が埋もれるかどうかの心配事が
一つ減ったからどうだというのだろう、というより排水枡（マス）が使えなくなる心配なんか、
そもそもしていなかったし。

台所から天ぷら油を流す、などの無茶苦茶な事をしない限り　そうそう排水枡（マス）が排水不能に陥ることはないのだけどなぁ。