水鏡
人は誰でも自分の姿を鏡に映して、
その姿を見ている。
でもその鏡には正面しか映らない、
二枚合わせると後ろも見えるが。
そう、幾重にも重なり合って深い海の底まで続くようにも見える。
人と知り合うということは、
自分の人生が人と重なり合うこと。
自分では見えなかったものを、
ほかの鏡が重なることで見せてくれる。
鏡の大きさや形は無限大で、
見えるものもそれぞれに違う。
変わった形の鏡には、
珍しい自分が映る。
見えなかったものも、
見たくなかったものも、
見えてうれしいものもある。
誰かと重なり合うことは、
お互いを映しあうこと。
人と知り合うほど、
水鏡は増えていく。
パン
2018/04/06 13:54:47
昔、母の鏡台で合わせ鏡をして遊んでたなぁ~
恵
2018/04/06 13:22:46
人との出会いは自分では見えなかったところが見えてくる。
それはまさに水鏡がなす業なのかもしれませんね。
人生は自分を映す鏡というように水鏡が増えるごとに
自分の人生が深くなるのでしょう。