ここではゴミ箱について書こうと思います。

ちょっと奥が深い話です。

お花見って風景を楽しむものだからゴミが散らかっていると困りますよね。

もちろん食事をすればゴミが出るのでゴミ箱が欲しくなるわけですよ。

それにみんながみんなゴミを持ち帰ってくれるとは限らない。

だったら当然ゴミ箱を置けばいいですよね？

そしたらゴミ箱の係の人に処理してもらえばいいので。

まあ「合理的」ですよね？

ところがそれはちょっと違う。

この場合、ゴミ箱が満杯になると悲惨な事になります。

ゴミ箱が満杯になってもゴミ箱がそこにある以上、そこはゴミ置き場なのです！

なので満杯になったゴミ箱の近くにポイっと捨ててしまいます。

するとゴミ箱を置いた場所がゴミが散乱した場所になってしまいます。

逆に置かなかったらどうなるかというと、

ゴミ箱がないので、ゴミを置く場所として認識できる場所がなくなります。

さらに「ゴミは持ち帰りましょう」などと書いた看板を見れば

「持ち帰らなければならないのか」と認識するでしょう。

こうして多くのお客さんがゴミを持ち帰ってくれる事によって

ゴミ箱を置いた場合よりもきれいになる事があるのです！

とはいえ、絶対とは限らないでしょうね。

公園の広さとお客さんの人数の関係、お客さんの民族性、

その他もろもろの要素に左右される可能性が十分にあります。

「そんなにゴミは出ない、処理も余裕」だったら

ゴミ箱を置いて「ここに捨てればいいんだよ」と暗に「しつけ」て

やるのも選択肢として考えられます。

結局、ゴミ問題というのは「誰々がどうするべきだ」みたいな

「べき」なんて考え方は通用しないんですね。

みんなが「合理的」に判断するとは限らないから。

だから「ゴミ箱置くべきかどうか」問題の正解はどうにでも変化します。

ちなみに私が行ったところは

ゴミ箱はありませんでしたがきれいに保たれていました。

みなさんのご協力のおかげで快適なお花見ができて満足です。